くらし 島の四季彩 フランスギク(キク科)

漢字表記:仏蘭西菊
英名:マーガレット(英名margaret)
原産地:ヨーロッパ~西アジア。米国や多くの地域で野生化。
栽培適地:日当たりよく、排水良好で適湿な場所
繫殖形態:種子(植物学上は果実)、株分け
ロゼット状で越冬し、地際から分枝し叢生し、花期の高さ30~80cmになる多年草です。春~初夏、茎が分枝せずに上へ生長し、茎頂に1個の頭状花をつけます。頭状花は径3~6cmで、周辺に白色の舌状花、その内側に多数の黄色い筒状花からなっています。清楚さなどもあり、かつては花壇やプランターなどでよく栽培されていました。今日では北米やニュージーランドなどでも野生化しています。また、日本においては、道路法面などの崩壊防止と緑化・美化のため、ワイルドフラワーと称し、種々の草花と共に、種子の吹付けが盛んに行われました。このため、北海道から沖縄まで、また市街地から山奥の林道まで、いろいろな場所で出会う状況になっています。このフランスギクとハマギクとの交配種にシャスターデージーがあります。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)