子育て 【特集対談】『島われんきゃ教育ビジョン』の充実に向けて(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県徳之島町
- 広報紙名 : 広報徳之島 令和7年6月号
徳之島町が進める教育施策「島われんきゃ教育ビジョン」。内容の充実を図るため、町が実施する各事業に参加した児童・生徒の話を聞き、意見交換しました。対談内容の一部をご紹介します。
※児童・生徒の学年は対談当時(2025年3月15日時点)のものです。
■海外語学留学事業
○徳之島高校2年 頂 壱成さん
頂さん:海外語学留学への参加自体もそうですが、ネイティブの人たちとの会話など、「挑戦」がとても多かったです。ニューヨークで奄美出身者の方々とお会いした時も、「あなたたちが何かしたいなら、いろんなことにチャレンジしなよ」ということを口々に言っていて、挑戦することの大切さを学びました。自分の将来への視野も広がりました。他の学生にも、実際にいろいろと参加して、挑戦することの大切さを感じて欲しいです。
■インターンシップ教育事業
○樟南第二高校1年 清水 海奈さん
清水さん:企業で行ったプレゼンテーションの研修など、インターンシップ教育事業でのたくさんの経験は、自分が成長するための貴重な時間でした。他の学生にもこんな経験をして欲しいです。インターンシップに限らず、修学旅行に行く機会がみんなあると思うので、企業訪問・職場体験など、短い時間でも、働く方々のお話を聞く機会を作って、「自分に何が必要か」を感じてもらうことが必要じゃないかと思います。
■沖縄科学技術大学院大学事業
○亀津中学校2年 安田 伊織さん、佳久 千夏さん
安田さん:沖縄へОIST(オイスト)(沖縄科学技術大学院大学)を訪問した際は、研究も印象的でしたが、施設自体が環境に配慮した作りになっていてすごいなと思いました。徳之島にも希少な動植物が多くいるので、自然を守る工夫が大切だと感じました。
佳久さん:ОISTの出前授業では、様々な地球環境の現象が動植物に影響を与えていることを知りました。学校の授業でももっと自然体験などがあれば、愛郷心が芽生えて、環境を大切にするようになると思うので、そういう機会が増えて欲しいです。
■遠隔合同授業
○山小学校6年 琉 治希さん
琉さん:(遠隔合同授業では)道徳などの科目で、タブレットやパソコンを使って他の学校とオンラインでつないで、一緒に学習しました。「この人の考えは自分と同じだな」「自分とはちょっと違うな」というのを比べて、いつもよりもたくさんの友達の考えを聞くことができるのでよかったです。僕は東京からのふるさと留学生ですが、地域の方もよく声をかけてくれたし、人と人のつながりが強くなったと思いました。