くらし 誇り高き酒「泡盛」

「泡盛」は、2024年12月5日に「伝統的酒造り」として、日本酒や本格焼酎などと共にユネスコ無形文化遺産に登録されました。沖縄の長い歴史と豊かな風土に育まれた泡盛は、14世紀後半から15世紀頃の琉球王朝時代に中国、東南アジアとの交易を通じ、シャム(タイ)から蒸留技術が伝わったとされ、黄麹菌や白麹菌を用いる日本酒や焼酎とは異なり、沖縄の高温多湿の気候でも適する黒麹菌を用いた独自の製法で、約600年の歴史を紡いできた日本最古の蒸留酒といわれております。当時の製造は、琉球王府に厳格に管理され、外交における重要な役割を担っておりました。
先の大戦で、製造が途絶えてしまった後、奇跡的に黒麹菌を発見することができたことから復活を遂げ、伝統の製法を受け継ぎ、独自の芳醇な旨みと香りを守り育てられております。
本市の誇る文化遺産の継承、発展のため、今後とも沖縄県酒造組合や各酒造所との連携を深め、職人のみなさまが築き上げてきた泡盛の伝統と魅力を、国内外に向けて広く発信してまいります。
那覇市長 知念 覚