くらし 第101号 きらめき KIRAMEKI

■誰にでもありうる無意識の思い込み “アンコンシャス・バイアス”
◆アンコンシャス・バイアスって何?
アンコンシャス・バイアスとは、これまでの経験や見聞きしてきたことなどから生み出される「無意識の思い込み」です。気付かないままでいると自分や周りの人の可能性を狭めてしまったり、誰かを傷つけてしまう可能性があります。
まずは「アンコンシャス・バイアスに気付こう!」と心がけてみてください。

◆アンコンシャス・バイアスをチェックしてみよう
「固定的な性別役割分担意識」を例に、あなたの思い込みを日常のシーンごとにチェックしてみましょう。

◇Check 1 家庭・コミュニティー
・女性は結婚によって、経済的に安定を得る方が良い
・共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ
・デートや食事のお金は男性が負担すべきだ

◇Check 2 職場
・育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきでない
・組織のリーダーは男性の方が向いている
・受付、接客・対応(お茶だしなど)は女性の仕事だ

◇Check 3 その他
・女性は感情的になりやすい
・女性は論理的に考えられない
・男性は気を遣う仕事やきめ細かな作業は向いていない

◆今すぐできる! アンコンシャス・バイアスを減らす3つのポイント
一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに向き合わなければ、個人には成長機会の損失、社会や組織にはコンプライアンス違反といったネガティブな影響が出てしまう可能性があります。

◇Point 1 「べき」「普通は…」に注意!
「男性なら残業するべき」「普通は女性なら結婚するものだ」本当にそう言い切れますか?「べきだ」といった押し付けの言葉や「普通は…」といった決めつけの言葉が出たら、立ち止まって考えてみましょう。

◇Point 2 相手の「サイン」を見逃さない
家族や友人、同僚と話しているときに、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたことはありませんか?そんなときは、自身のアンコンシャス・バイアスから出た言動で相手を傷つけたのではないかと振り返ってみてください。

◇Point 3 常に自分に問いかける
アンコンシャス・バイアスを完全に払拭するのは難しいです。だからこそ、常に自身の言動を振り返り、問いかけることが大切です。違和感のあったことをメモしていけば、自分の考え方や物の見方の傾向がつかめるかもしれません。

出典:政府広報オンライン「誰にでもありうる無意識の思い込み
“アンコンシャス・バイアス”」を加工して作成
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/unconsciousbias/

■沖縄市女性団体連絡協議会
今回は沖縄市女性団体連絡協議会に加盟している沖縄市赤十字奉仕団をご紹介します。

「人間を救うのは、人間だ」をメインテーマに「赤十字のボランティア活動を通じて社会に貢献したい」という思いを持った人びとによって市区町村ごとに組織された団体です。
活動は、赤十字が行う献血の呼びかけ、災害時の義援金、救援金の募金活動等、防災訓練の支援、その他奉仕活動等、興味のある方は一緒にボランティア活動しませんか?

問合せ:市民生活課
【電話】098-939-1212(内線)2212

問合せ:沖縄市 市民部 平和・男女共同課
【電話】098-937-0170
沖縄市住吉1-14-29 3階 沖縄市男女共同参画センター