くらし 〔info〕ちょっとした応急手当術

■今回は、成人の「異物除去編」を紹介いたします。
これはチョークサインといって、世界共通、ノドに何かが詰まって苦しいということを示すポーズです。(※本紙のイラストをご覧ください)

▼反応がある場合…傷病者自身に咳をさせる
〇背部叩打法
手の付け根で肩甲骨の間を力強く連続して叩きます。

▼傷病者が声を出せず、強い咳ができない場合
・周りの人に119番通報を依頼
・異物除去を実施
〇腹部突き上げ法
腕を後ろから抱えるように回します。
片手で握りこぶしを作って、その親指側を傷病者のへそより少し上に当てます。
その握りこぶしの上を、もう一方の手で握って、素早く手前上に向けて圧迫するように押し上げます。

[注意]
妊婦さんに腹部突き上げ法を行ってはいけません。
※腹部突き上げ法により異物を除去した後は救急隊に伝える、またはすみやかに医師の診察を受ける。

▼反応がない場合
(1)119番通報を行う
(2)AEDが近くにあれば取りに行く
(3)すぐに心肺蘇生法を行う。
胸骨圧迫の間に異物が出てくることもあります。心肺蘇生法中に異物が見えたら取り除いてください。

問合せ:警防課
【電話】975-2006