くらし 令和7年度本部町当初予算

~一般会計総額 9,856,918千円(対前年度17.2%増)~
令和7年度の当初予算が、去る3月14日に本部町議会において可決されましたので、そのあらましをお知らせいたします。
令和7年度の当初予算額は前年度より17.2%増で、渡久地保育所環境改善事業及び子ども医療費助成事業の対象年齢の引き上げや給食費無償化の継続により、子育て支援の強化を図ります。また、地力強化事業等の物価高騰対策及びもとぶオアシス整備事業や町まるごとテーマパーク強化事業など産業の振興や地域経済の発展を図るまちづくりを実施し、これまで以上に住民福祉の向上に努めます。

■一般会計
◆歳入予算
(単位:千円、%)

※構成比数値は四捨五入の関係から若干合計数値が合わない場合がございます。

◇歳入予算の主な増減の理由等
国庫支出金の増:民生費国庫負担金、農林水産費国庫補助金の増
町債の増:農林水産業債、土木債の増
その他収入の増:ふるさと納税の増

◆歳出予算
(単位:千円、%)

※構成比数値は四捨五入の関係から若干合計数値が合わない場合がございます。

◇歳出予算の主な増減の理由等
・義務的経費
人件費の増:職員給与のベースアップに伴う増
扶助費の増:障害者福祉サービス、児童手当の支給要件の緩和による増
・投資的経費
主な事業…本部港(渡久地地区)水産整備事業、もとぶオアシス整備事業、満名本線整備事業、本部中学校線道路整備事業
・その他の経費
維持補修費の増:橋梁長寿命化点検調査・修繕計画策定業務に伴う増
補助費等の増:低所得者支援等給付金の実施に伴う増

以上が令和7年度一般会計予算のあらましになります。
厳しい財政状況の中ではありますが、今後も町民本位の質の高い行政サービスを提供することと、社会情勢の変化にも対応できる行財政運営を心がけます。

■特別会計
(単位:千円、%)

■上下水道事業会計
(単位:千円、%)

■用語説明
◇一般会計と特別会計
一般会計は、町税などの収入をもとに、一般的な各種事業の事務を処理するための会計。
特別会計は、受益と負担の関係を明確にするため国保税などの特定の収入をもとに、特定事業の事務を処理するための会計。

◇歳入と歳出
国又は地方公共団体(県、市町村)の一会計年度中における収入と支出。

◇自主財源と依存財源
自主財源は、町が自主的に徴収または収納することができる財源のことで、「町税」、「諸収入」など。
依存財源は、国や県から交付されたり、割り当てられた財源のことで、「地方交付税」、「国県支出金」、「町債」など。

歳入:
・町税…町民税や固定資産税など、皆さんが町に納めた税金
・地方交付税…全ての市町村が一定水準の行財政運営を維持するために必要な額を保障するもので、国から交付されるお金
・国県支出金…町が各種事業を行う上で必要な財源に充てるため、国や県から交付されるお金
・町債…町が公共工事等の大きな事業を行うために、国や県から長期的に借入れるお金
・その他…分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄附金など

歳出:
・人件費…特別職(町長など)給与や町職員に支払われる給与、諸手当などの経費
・扶助費…障害福祉サービスや児童扶養手当など、法令の規定により被扶助者への支払いが義務づけられている経費
・公債費…町が長期に借り入れたお金の元金と利子の償還に要する経費
・投資的経費…公共工事費、災害復旧事業費などの経費
・その他の経費…物件費(消耗品費等)、補助費、繰出金(特別会計へ充用する経費)などの経費