健康 金武町けんこうニュース Vol.132

■6月は歯科月間です!妊産婦の口腔衛生についてお話します!
妊娠中は、女性ホルモンの影響やつわりのため歯磨きやうがいができないことが原因で虫歯、歯周病になりやすいです。こうした口腔のトラブルは早産や低出生体重児のリスクが高まります。妊娠前から口腔トラブルを予防していきましょう!

◆妊娠中は赤ちゃんを育てるために母体は様々な変化があり、口腔トラブルが起きやすい!
▽変化1
エストロゲン・プロゲステロン(女性ホルモン)の分泌増加

赤ちゃんへ栄養や酸素を送るため、血管が広がる。その結果、歯ぐきが腫れやすくなる

▽変化2
赤ちゃん(母体にとっては異物となる)を攻撃しないように免疫力や抵抗力が低下しやすい

口腔内細菌への抵抗力が低下し、歯周病菌や虫歯菌に感染しやすい

▽変化3
つわりで歯磨きが不十分

食事をこまめにとったり、歯磨きで気分が悪くなることで、口の中の細菌の増殖がおこりやすい

妊娠性歯肉炎や歯周病になりやすい
※妊娠中の口腔トラブルは早産や低出生体重児のリスクが高くなります!

妊娠初期:つわりの影響により歯磨きが不十分で口腔トラブルがおきやすい時期です。
妊娠中期・後期:つわりが落ち着いた頃に、歯科検診を受けましょう!

◇妊娠中のオーラルケアのポイント
・体調のよい時間に歯磨きをする
・つわりがひどく、歯磨きできない時は、こまめにうがいする
・ヘッドが小さい歯ブラシを使用する
・無香料や低刺激の歯みがき粉を選ぶ
・デンタルリンス(マウスウォッシュ)やデンタルフロス、歯間ブラシを使用する

◇出産後もお子さんのためにオーラルケアを続けましょう!
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内は虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)はいません。
赤ちゃんの口の中に虫歯や歯周病菌を感染する機会を減らすために出産前からパパやママ、周りの方たちも日頃からオーラルケアを行い、歯科検診を受け、虫歯がある場合は治療をしましょう!

問合せ:金武町総合保健福祉センター
【電話】098-968-5932