【働く女性の注目記事】誰もが気持ちよく過ごせるために!進む街の禁煙化・分煙化
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- 葛飾区
- 広報かつしか 令和元年5月25日号
最近は減ってきたものの、まだ見かける歩きたばこや吸い殻のポイ捨て。これらの行為は街の美化を損なうだけではすまされない問題です。
たばこは人にぶつかれば大怪我のもと。通勤中に歩きたばこをしている人の横を通るとヒヤッとしますし、不快な気分になります。
特に小さな子どもにとっては危険です。子どもの身長とたばこを持つ手の高さが近いため、歩きたばこをすればその火が目や口に入る恐れがあります。子どもは大人が予測しない行動をとるもの。もし、子どもが無邪気に走る先に歩きたばこをしている人がいたら?ポイ捨てして間もない吸い殻を拾ってしまったら?想像するだけで怖いですよね。
そして見過ごせないのが、副流煙による健康被害。たばこの煙と臭いに触れると具合が悪くなってしまう人が実際にいます。特に呼吸器疾患を抱えている人にとって、たばこの煙は凶器でしかありません。
私の子も入院経験があるほど重度の喘息を抱えています。最も症状がひどいときには、私は街中のたばこの煙と匂いに常に神経をとがらせていました。
たばこが好きな人に吸う権利があるのと同時に、吸わない人にも気持ちよく過ごす権利があります。たばこを吸う人はそのことを心に留め、ルールとマナーを守ってたしなんでほしい、と切に思います。
広報かつしかによると、条例で葛飾区内での歩きたばこと吸い殻のポイ捨てを禁止しているほか、駅周辺の禁煙エリアを拡大しているようです。全国的にも進む、人が多いエリアの禁煙化や分煙化。たばこの「すみ分け」がこの調子で進むことを願っています。