- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道札幌市
- 広報紙名 : 広報さっぽろ 2026年2月号
行政と企業が一緒に取り組み、暮らしを豊かにする身近な事例を紹介します。
■地下鉄乗車時にクレジットカードなどのタッチ決済ができるように
▽背景
主に海外から訪れた方は交通系ICカードを持っていないことも多く、目的の駅にスムーズに移動できないことがありました。
▽新たな取り組み
三井住友カード(株)から提案を受け、昨年4月から市営地下鉄全駅でクレジットカードなどのタッチ決済で乗車できるようになりました。利用方法は、専用の読み取り機が付いた自動改札機に、下記の対象のカードなどをかざすだけです。
▽対象のカードなど
タッチ決済機能(リップルマーク)付きのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードか、これらのカードが設定されたスマートフォン
▽対応ブランド
Visa(ビザ)、Mastercard(R)(マスターカード)、JCB、 American Express(アメリカンエキスプレス)、Diners Club(ダイナースクラブ)、Discover(ディスカバー)、銀聯(ぎんれん)
問合せ:交通局営業課
【電話】896-2706
■定山渓温泉街に日帰り客向けの駐車場を整備
▽背景
定山渓温泉街で無料提供されていたスポーツ公園公共駐車場は、舗装や駐車区画の未整備により、敷地面積に見合った十分な駐車台数を確保できていませんでした。このため、特に日帰り客にとって利用しにくい状況が生じ、混雑や不便さが課題となっていました。
▽新たな取り組み
タイムズ24(株)から提案を受け、砂利敷きで駐車スペースの区分けがなかったスポーツ公園公共駐車場に、舗装や駐車区画の整備を行い、案内サインや精算機などを設置しました。整備後の駐車場は、「タイムズ定山渓観光駐車場」として昨年9月にオープン。利用者が支払った駐車料金※を駐車場の適正な維持管理に充てることができるほか、利便性や快適性の向上を図っています。
※駐車後24時間ごとに500円/台。キャッシュレス専用
問合せ:観光・MICE(マイス)推進課
【電話】211-2376
■百合が原公園に複合施設「LiLiLi(リリリ)」を開設
▽背景
25.3haという広大な敷地を持ち、約6,400種類の花や植物が見られる百合が原公園。開園から40年以上たった今も多くの市民に愛される一方、これまで利用者からは飲食施設を求める声が多かったほか、駐車場不足などの課題を抱えていました。
▽新たな取り組み
Park(パーク)-PFI(※)という制度を活用し、(株)YURIGAHARA PARK FUTURE LAB(ユリガハラパークフューチャーラボ)と連携。複合施設「LiLiLi」が昨年10月にオープンしました。主力メニューのフォカッチャサンドやスペシャルティコーヒーなどを提供するカフェに、子どもたちの学びを支援する空間を併設。また、駐車場69台分を増設したほか、芝生広場やベンチなどを整備しました。
※民間事業者のノウハウを活用し、飲食店やイベントなどで得られる収益の一部を公園の整備・管理費に充てることで、行政の負担を軽減し、より魅力的な公園づくりを目指す制度
問合せ:みどりの推進課
【電話】211-2533
■コンビニをバス待合所として利用できるように
▽背景
市では、公共交通機関の経路検索や運行時刻、バス接近情報が確認できる「さっぽろえきバスnavi(ナビ)」を提供するなど、路線バスを利用する際の利便性の向上を図っています。
▽新たな取り組み
バス到着までの待ち時間をより快適に過ごしていただくために、(株)セコマ、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ローソンの協力の下、バス停留所付近のコンビニエンスストアを待合所として利用できる取り組みを開始しました。本取り組みは、バスの停留所付近の市内計22カ所(令和7年12月1日現在)のコンビニエンスストアで行っています。
問合せ:都市交通課
【電話】211-2492
■空き家の解体費用と土地売却査定価格の概算額を確認できるように
▽背景
市では「札幌市空家等対策計画」に基づき空き家対策を進めていますが、毎年、適切に管理されていない空き家に関する通報や相談が多数寄せられているのが現状です。特に所有者からは、「処分にかかる費用が分からない」「解体業者を知らない」など、空き家の処分に関する相談が寄せられ、処分や管理への具体的な行動ができていないケースが多いことが課題です。
▽新たな取り組み
所有者が空き家の処分を考えるきっかけづくりとして、(株)クラッソーネから、「札幌市版すまいの終活ナビ」の活用を提案されました。土地・建物の面積、最寄り駅、接する道の幅などの条件をスマホなどから入力するだけで、解体費用と土地売却査定価格の概算額を、無料で手軽に把握できるようになりました。
問合せ:監察担当課
【電話】211-2808
■「官」と「民」を結ぶ連携のワンストップ窓口
SAPPORO CO-CREATION GATE(サッポロコクリエーションゲート)
企業から地域課題の解決に向けた市との連携に関する相談や提案を受け付けるワンストップ窓口を、専用ポータルサイト上に設置しています。企業は、市が示した課題に対して提案することや、テーマを問わずに地域課題の解決につながる提案をすることができます。また、官民連携について、さまざまな事例を集約・発信するほか、企業と市の各部署の双方の仲介や情報提供なども行っています。

