- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道稚内市
- 広報紙名 : 広報わっかない 2025年6月号
私たちが安心して暮らし続けるためには、医療と介護が不可欠です。これからの地域の医療・介護について、皆さんと一緒に考えていくため、シリーズで連載します。
[西岡整形外科クリニック・編]
『西岡整形外科クリニック』は、平成22年4月に市の開業医誘致助成制度を活用して開業し、今年で15周年を迎えました。
今回は、院長の西岡健吾先生にお話を伺いました。
◆開業から15年経過しましたが、患者さんに変化はありましたか。
これまで3万人以上の患者さんが来院されましたが、開業当時からのスタッフもおり、職員達のサポートがあってこその15年間となりました。
しかし、開業時4万人いた稚内市の人口が3万人を切り、患者数も1割ほど減少、また少子化の影響もあり、スポーツ時のけが等の、子どもの患者さんも減少しています。
◆どのようなことに心がけて診療されていますか。
診療時間内に多くの患者さんが来院されるので、一人一人のニーズに応じた医療を、過不足なく提供したいと考えています。
同じ疾患でも、症状の重さや年齢の違い、遠方の方や一人暮らしの方、家族の支援の有無など、診療する中で様々な患者背景が見えてきます。
そういった患者背景によっては、完治を目指せない方もいるため、日常生活を送るためのケアも心がけて診療しています。
◆暖かくなり、屋外で体を動かす方が増えてきますが、ケガの予防など、注意することはありますか
「春になったのでウォーキング(やジョギング)を始めたところ、膝が痛み出した」という訴えで来院される患者さんが多い時期です。
冬の運動不足からのスタートですから、無理せず少しずつ体を慣らしてほしいと思います。
また、ウォーキングやジョギング以外に、プール歩行や自転車など、膝への負担が少ない運動も、取り入れてみて下さい。
◆ホームページの院長コラムも長く続いていますが、コツは何ですか
単に「自分はこう思う」と空論を展開するのではなく、実際に体験したこと、そこからの学びを書くことを心がけました。楽しんで書いてきた結果、途中で途切れることなく15年も続けられ、今では自分の成長の歴史が分かるものとなり、大変感慨深く思います。
◆患者さんや市民に対して伝えたいこと、PRしたいことは何ですか
15年も続けてこられたのは、医師として本当に幸せなことだと感じます。
これからも、患者さんやスタッフ、連携する多くの医療機関との信頼関係を大切に、診療を続けていきたいと思います。
問い合わせ:西岡整形外科クリニック
【電話】73-6200
診療時間:
・月・火・水・金 9時00分~17時00分
・木・土 9時00分~12時00分
※ただし、第1・3・5土曜、日曜、祝日は休診