くらし 功績をたたえて

文化の発展に貢献した方に贈られる「文化賞」と、市勢の発展に寄与した方に贈られる「功労表彰」の令和7年度受賞者が決まりました。授賞式は11月3日(月)の「文化の日」に行われます。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■文化奨励賞
社会福祉法人 なよろ陽だまりの会

「社会福祉法人なよろ陽だまりの会」は昭和38年に「名寄手をつなぐ親の会」として設立されました。平成10年に「名寄心と手をつなぐ育成会」に名称変更、平成19年にはNPO法人化しますが、平成26年に「社会福祉法人なよろ陽だまりの会」を設立し障がい福祉サービス事業を移行しました。現在は「社会福祉法人なよろ陽だまりの会」と「名寄心と手をつなぐ育成会」として活動し、その活動歴は60年を超えました。
昭和38年の設立以来、知的障がいのある方々の社会参加や地域生活の支援・療育や教育相談を行うほか、地域における活動の場としての施設・作業所の設置に向けた運動など、先導的な取組を行っています。加えて、各種啓発活動や研修会などを行い、市民との交流活動を積極的に展開し、障がい者福祉をはじめとする地域福祉の発展に寄与してきました。
障がいのある方たちの「職業」と「生活」を支援することで、「働く喜び」と「地域で生きる力」を育み、「自ら社会参加」することで自立した活動を進めていくことを目的とした事業を主に展開しています。
多機能型就労継続支援B型では、食堂やごみ袋製袋・市内高齢者への配食サービスを行い、障がいのある方たちへの継続的な就労支援を実施しています。生活介護では、ごみ袋製袋に加え、名寄市内外から機密文書のシュレッダー作業などの委託を受けています。
地域福祉を支えるこのような取り組みは、名寄市を含む上川地域においても欠かせない活動です。同会は平成26年の設立時から、事業を着実に拡大させており、育成会との両輪による、各分野での地域に根差した活動は、市民の障がいに対する理解を深め、地域福祉の向上に寄与し、また名寄市の文化の発展に大いに貢献しています。これにより、団体として評価され今回の受賞に至りました。

問い合わせ:総務課総務係(名寄庁舎3階)
【電話】01654(3)2111(内線3322)