くらし 協力隊とごいっしょに

かつて太古からの原野であったペンケウタシュナイ川流域が、石炭の発見によって急激に開発され、人が住み始めたのは今から135年前のこと。そのころ、このあたりはどんな風景だったことでしょう。咲いている花も現代とはかなり違ったことでしょう。
先日、ある方に教えていただいて、歌志内にホタルが生息していることを知りました。
宵闇の中、川面をふわふわと飛び交う小さな光。思っていたよりその光は強く、手のひらに飛び込んで来たホタルを見て、あの卒業式で歌われる「蛍の光」というスコットランド民謡の日本語歌詞「蛍の光、窓の雪、文読む月日…」を思い出しました。本当に本が読めるような明るさなのです。
ホタルが生息できるということは、歌志内の川や空気、環境そのものが清浄だという証明だと思います。すばらしいことですね。
歌志内に生息しているホタルの種類を調べてみたら、大型のゲンジボタルだとわかりました。昔は小型のヘイケボタルがいたそうなのですが…。
昔、ホタルを見たことがあるよ、という方、ぜひ情報をお寄せください。そして、ホタルがすめる環境をみんなで守っていきたいですね。

〔地域おこし協力隊 石井葉子〕