しごと まち・ひと・しごと〔富良野で働く〕

◎富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

■チーム一丸で魅せる演奏を
◆働く人紹介
・新保(しんぼ) ひかりさん/富良野市出身
富良野彌榮太鼓保存会

◇太鼓を始めたきっかけは
小学生の頃、友人が和太鼓を叩いている姿を見学したことがきっかけで興味を持ちました。実際に演奏を見て「かっこいい」と感じ、自分も始めることにしました。中学・高校でも部活動と両立しながら、和太鼓を続けてきました。

◇演奏していて嬉しい瞬間はどんな時ですか
チームでの演奏が多いため、仲間と一つの曲を完成させたときや、演奏を聴いてくださった方々から感想をいただいたときは、とても嬉しく感じます。チームとして「見て楽しんでもらえる」パフォーマンスを意識しているので、お客さんから直接感想を聞けると、特にやりがいを感じます。また、練習の中でひたすら和太鼓を叩く時間は、自分にとってストレス発散にもなり、楽しい時間です。

◇太鼓を続けて成長したと感じることは何ですか
昔から人前に立って何かをすることが苦手でしたが、ステージで演奏する経験を重ねるうちに、堂々と人前で演奏できるようになりました。また、チームには幅広い年齢層のメンバーがいるため、自分より年下の子どもや年上の方との関わり方も学ぶことができていると感じています。

◇今後の展望を教えてください
彌榮太鼓を存続させていくために、伝統を継承しながらも、新しいことに積極的に挑戦していきたいと考えています。現在のメンバーが楽しめる活動を続けながら、新しい仲間も迎え入れ、より大きなチームへと成長させていきたいです。さらに、和太鼓の魅力をより多くの人に広められるよう、幅広い活動にも取り組んでいきたいと思っています。

(上)今年のへそ祭りでの演奏。1日目と2日目の両日演奏し、計6曲のパフォーマンスを行い、祭りに訪れた観客を沸かせた。
(下)彌榮太鼓保存会に所属している新保さんと小野颯仁さんによる和太鼓ユニット「光颯」。2024年に結成し、富良野市内外のイベントに出演している。

◆富良野彌榮太鼓保存会とは
昭和48年に結成され、以来和太鼓を通し、青少年の健全育成や地域文化の向上をはかるとともに、郷土芸能の発展に寄与することを目的に活動しています。
へそ祭りやはたちを祝う会、公民館フェスタなど様々なイベントに出演しパフォーマンスを行っています。
・富良野彌榮太鼓保存会公式SNSはこちら

※詳しくは広報紙P.26をご覧ください。