くらし 特集 令和7年度予算 ~市民とともにまちの未来を展望する~(2)

■重点施策5本の柱
ここでは、予算編成の中心となる重点施策5本の柱を紹介します。

◆#01安心
すべての市民が健康で安心して暮らせるまちづくり

▽重層的支援体制整備・ケアラー支援推進事業
591万円
相談支援や参加支援、地域づくり支援の一体的実施のほか、ケアラー支援の啓発などを行います。

▽札幌圏消防通信指令業務共同運用事業
2,282万円
札幌圏6消防本部が10月から「札幌圏消防指令センター」の共同運用を開始します。

▽高齢者補聴器利用促進モデル事業
506万円
加齢により聴力が低下した高齢者へ補聴器購入費の一部助成を試行的に行います。

・札幌圏の24時間365日救急医療相談窓口へ加入
・市内歯科医療機関での歯周疾患検診対象者を拡大
・後期高齢者の脳ドック費用助成対象人数を拡大
・避難行動要支援者に対する個別避難計画を作成
・FM緊急防災ラジオの購入費を助成
・自転車用ヘルメットの購入費を助成
・国際化推進アクションプランの改定、海外ルーツの児童生徒支援などの実施
・歩くことを通した市民の健康づくりを推進

◆#02子育て
子どもの成長を見守り、安心して子育てできるまちづくり

▽ICT教育環境整備事業
3億1,230万円
児童・生徒用のタブレットパソコンを更新します。

▽小・中学校冷房設備設置事業
1億1,021万円
小・中学校に冷房設備を設置します。

▽子ども医療費助成事業
2,458万円
通院助成を中学3年生まで、入院・訪問看護助成を高校3年生まで拡大します。

・保育所などに通っていない6か月~2歳児の預かりを実施
・ひとり親家庭へのファミリー・サポート・センター利用料を減免
・医療的ケア児に医療保険適用外の訪問看護を提供
・中学校運動部活動の地域移行に向けた人材発掘・人材育成
・高等学校等入学準備金支給額を増額
・学校と地域のネットワークづくりを進める地域コーディネーターを拡大

◆#03環境
快適で暮らしやすい生活空間を生み出すまちづくり

▽市内公共交通事業
6,563万円
エコバス運行ルートやダイヤの見直し、バスロケーションシステムの更新を行います。

▽島松地区複合施設整備事業
4億5,056万円
島松地区複合施設の整備を行います。

・柏陽地区複合施設整備の事業者選定、用地測量などを実施
・漁町の住所を設定、住所変更手続きに関する説明会や案内標識を作成
・恵庭大通のバリアフリー整備工事を実施
・公園のあり方等シンポジウムの開催
・恵み野中央公園改修に向けた測量調査、実施設計
・地域課題に対応するため、道路や公園の補修、改良、維持管理を実施

◆#04文化
恵庭の資源を生かし、将来につなげるまちづくり

▽次期総合計画策定事業
669万円
第6期恵庭市総合計画(令和8年度~令和17年度)を策定します。

▽西島松5遺跡重要文化財保存事業
3,019万円
重要文化財指定記念シンポジウムの開催や保存箱の作製を行います。

・新市街地検討に向けた立地適正化計画を策定、都市計画道路予備設計などを実施
・「令和8年度全国花のまちづくり恵庭大会」の開催準備
・花と緑に関する人材育成や相談窓口となる「(仮称)恵庭市花と緑の文化センター」を運営
・観光振興計画策定に向けて、観光消費額などを調査
・農業用機械のGPSガイダンス、自動操舵システム導入経費を助成し、スマート農業を推進
・中小企業振興融資貸付や信用保証料補給を拡充
・史跡カリンバ遺跡整備の実施設計
・市内ゆかりの彫刻家の作品展示会や講演会、ワークショップの開催

◆#05 変化
地球温暖化やデジタル社会に対応できるまちづくり

▽AIによる舗装診断・舗装長寿命化計画策定事業
700万円
AIを用いて舗装道路の路面性状調査を行い、舗装長寿命化計画を策定します。

▽書かない窓口事業
3,025万円
書かない窓口の対象業務拡大に向けたシステム改修などを行います。

・島松支所・恵み野出張所でキャッシュレス決済を導入
・市公式LINEに住民票、印鑑証明書、所得課税証明書の受付や決済を導入
・電子契約の導入
・公衆無線LANの整備(黄金ふれあいセンター、支所・出張所、地区会館など)
・女性デジタル人材育成講座の開催や就業支援
・ゼロカーボンに向けた啓発
・集団資源回収奨励金の単価増額

問合せ:財政課
【電話】33-3131 内線2351