- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道恵庭市
- 広報紙名 : 広報えにわ 令和7年4月号
将来のまちづくりの設計図である「恵庭市都市計画マスタープラン」。
近年の大きな社会変化に対応するため、令和6年度に見直しを行いました。
今回は、これまでの計画を見直すに至った経緯と、今後のまちづくりについて解説します。
■都市計画マスタープランって何?
都市の将来あるべき姿や土地利用などを示し、都市づくりの方向性を定めることを目的としています。「将来のまちづくりの設計図」とも言える計画です。
都市計画マスタープランの変遷
■現在の都市計画マスタープランと改定の背景
現在のマスタープランとなる令和3年版の策定時には、平成23年版で定めた「JR3駅を中心としたコンパクトなまちづくり」に加え、市の東西方向に広がる自然環境や田園環境を「東西軸」と位置付け、恵庭の都市ブランドを高めるまちづくりを進めてきました。今回、都市計画マスタープランを見直した背景には、恵庭市を取り巻く、近年の大きな社会変化があります。「ライフスタイルの変化」や「周辺地域の変化」により、住宅・商業・工業のいずれにおいても新たな土地需要が想定される一方で、未利用地がほとんどない、というのが現状です。そのため、これらの変化に対応するため、都市計画マスタープランを見直しました。
◆改定の背景にある3つの変化
▽ライフスタイルの変化
・多様な暮らし方
・多様な働き方
▽周辺地域の変化
・ラピダス社の千歳市への進出
・北海道・札幌GX金融・資産運用特区の指定
・北広島市におけるFビレッジの開発効果
▽都市的土地利用の変化
・住宅地 住宅系市街地内にある未利用地のうち、1,000平方メートル以上のまとまった区画は少なくなった
・商業用地 商業系市街地内の空き地は、ほとんどが1,500平方メートル以下の区画となった
・工業用地 市内に8つある既存の工業団地は全て完売した
■改定の基本的な考え方
水と緑、花に囲まれた豊かな暮らしがあるまち
ガーデンシティの確立
(コンパクト+東西軸+広域の交流軸の強化)
◆まちづくりの基本的な考え方
現在の市街地では、住宅・商業・工業すべてにおいて、まとまった土地を供給することが難しいという課題があります。
今回の改定では、これらの課題に対応するための「まちづくりの基本的な考え方」として、これまでの「コンパクト」、「東西軸」に「広域の交流軸の強化」を加えることとしました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:まちづくり推進課
【電話】33-3131(内線2331)