くらし 〔今月の焦点〕暮らすように訪れるまち ―第3期恵庭市観光振興計画(案)―

11/5~12/4 パブリックコメント実施!

計画の詳細、電子申請はこちら(11/5公開予定)
※詳しくは本紙二次元コードをご確認ください

■計画の背景 ~未来へつなぐ、花と観光のまちづくり~
市の観光政策は、「第2期恵庭市観光振興計画(2016年度~2025年度)」に基づき、「花のまち恵みの庭を育む観交まちづくり」を基本理念として、花と緑に囲まれた魅力ある観光のまちづくりを推進してきました。その中心となったのが、2020年に誕生した「花の拠点(はなふる)」。2022年度に開催された「ガーデンフェスタ北海道2022」では、30日間で延べ34万人が来場し、年間では過去最高となる201万人が恵庭を訪れました。
一方で、市内周遊の不足やガイド人材の高齢化、食や土産のブランド力の弱さ、二次交通への対応など、新たな課題も明らかになっています。また、インバウンド市場による観光産業の大幅な成長や、隣接市における「北海道ボールパークFビレッジ」の開業など、恵庭市の観光を取り巻く環境が大きく変化していることから、観光政策の転換が求められています。

■計画の基本理念 ~暮らすように訪れるまち~
市では、これまでの観光の取り組みを踏まえながら、新しい時代に合った観光のあり方を考えています。第3期観光振興計画(案)では「暮らすように訪れるまち」を基本理念に掲げています。恵庭の観光は非日常ではなく、地域の日常そのものが資源です。花と緑に囲まれたまちを散策する、カフェで地元の人と語らう、花づくりや農作業を体験する、美しい水と自然にふれるなど、そんな“暮らしの延長のような旅”が、恵庭らしい観光のかたちだと考えます。
まちの暮らしに溶け込む観光を育み、訪れた人の心に残る体験を届けながら、地域の魅力を未来へつないでいける観光地域づくりを目指します。

■将来像 ~観光と暮らしが重なり合う3つのテーマ~
#01 花を暮らすように楽しむ
はなふるを拠点に、市内オープンガーデンやまち歩きを通じて、季節ごとの花と人との出会いを楽しむ観光を目指します。

#02 自然を暮らすように味わう
恵庭渓谷や漁川での水遊び、キャンプ・アウトドア体験を通して、自然と共にゆったりとした時間を味わう観光を目指します。

#03 スポーツを暮らすように体感する
プロ選手との交流や市民参加型イベントを通して、スポーツを身近に体感する観光を目指します。

■恵庭観光の質の向上 ~暮らしと観光が支え合い、循環する未来へ~
暮らしに溶け込む観光を育てていくと同時に、適切な対価をいただくことにも目を向けます。観光体験やサービスで得られる収益を研修や環境整備に還元することで、観光の質をさらに高めていきます。花や自然、人との交流といった日常を守り育てながら、暮らしと観光が支え合い、循環する未来を目指します。

■パブリックコメント ~皆さんの意見を募集します~
募集期間:11月5日(水)~12月4日(木)
※郵送の場合は12月4日(木)必着
閲覧場所:花と緑・観光課、花の拠点(はなふる)センターハウス内観光案内所、市役所情報公開コーナー、島松支所、恵み野出張所、えにわ市民プラザ「アイル」
※市ホームページからも閲覧可
意見の提出方法:住所・氏名・電話番号を明記の上、持参または郵送、ファクス、メール、電子申請のいずれかで提出
意見の取り扱い:お寄せいただいた意見は検討し、その結果を後日、市ホームページおよび閲覧場所で公表します
※意見提出者の氏名は匿名とします

問合せ・提出先:花と緑・観光課(〒061-1498 京町1)
【電話】33-3131 内線2523【FAX】33-3137【メール】[email protected]