- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道北広島市
- 広報紙名 : 広報北広島 2025年8月1日号
●高校生平和大使に任命
山岸 莉音(やまぎし・りお)さん
札幌日大高校1年。
第28代高校生平和大使に北海道から選出されたうちの1人。
広島や長崎での集会に参加するほか、署名活動など核兵器廃絶に向けた活動を行う。
◆原爆・核兵器問題を自分ごととして
◇高校生平和大使に選出
戦後80年を迎える節目の年、高校生平和大使に北海道から選ばれた。今年は18都道府県から24人が任命さ、核兵器廃絶と平和な世界の実現を国内外で訴える。
山岸さんは6月中旬に広島市で行われた団結式で、全国から集まった仲間と交流。地域による意識の差を知り、自分から学ぶことの大切さを感じたという。
◇きっかけは広島市での平和学習
核兵器問題に関心を持ったきっかけは、中学2年のときに参加した平和について学ぶツアーだ。
広島平和記念資料館に展示されていた被爆した子どもたちの写真。壁一面の写真それぞれに氏名が記載されているのを見たときに衝撃を受けた。これは教科書の中の話ではない。自分と同じように日常生活を送っていた人に起こったことなのだ、と。何か自分にできることはないかと考えたとき、高校生平和大使の存在を知る。高校生になったら応募しようと心に決めた。
同世代に平和について考えてもらいたい、そのためには「一緒に机を並べる仲間が訴えた方が効果があるのではないかと思いました」と話す。
◇高校生一万人署名活動
6月下旬、札幌市の大通公園で署名活動を行った。署名してくれた親子のことが心に残っているという。
「お母さんが子どもに私たちがやっていることを説明してくれました。こうやって次の世代につなげていけたらいい、と感じました」
集めた署名を持ち、8月末にスイスにある国連ヨーロッパ本部に行く。「日本の高校生の活動が世界中で考えるきっかけになればと思います」
◇多くの人に伝えたい
小中学校の平和授業に参加するなど啓発活動にも積極的に取り組む。平和大使としての活動任期は1年だが、その後も関わっていきたいと話す。「被爆者が高齢化している今、その声を届けるのは自分たちの役割だと思います。その自覚を一人でも多くの若い世代に伝えていきたいです」
核兵器の問題は決してひとごとではない。その思いを胸に、再び悲劇が繰り返されないよう訴える。