健康 がんを知る、がんに負けない~医師と経験者が語る命の話~

がんについて学ぶ「健康づくり講演会」が10月3日(金)に中央公民館で開催され、約100名の町民の方々が参加されました。
講演会では、市立函館病院消化器内科科長・がんゲノム医療センター長の畑中一映(はたなかかずてる)氏を講師に迎え、胃がんの特徴や予防、最新の治療法について解説が行われました。さらに、町のがん検診受診率が2023年時点で胃がん12.9%、大腸がん13.9%、肺がん19%と全国平均を大きく下回っていることを踏まえ、参加者には積極的に検査を受け、早期発見を心がけるよう呼びかけました。
また、町生活福祉課の笠松さおり課長が自身のがん闘病経験について語り、闘病生活の中で感じたことや学びを参加者と共有しました。治療の過程で直面した苦しみや不安、そしてそれを乗り越えるためにどのように心を保ってきたかについて触れ、早期発見の重要性や、がんと向き合う勇気の大切さについても考える機会となりました。
講演の最後には、講師2名によるフルートとピアノの演奏会が開かれ、参加者は音楽に癒され、心が和むひとときを過ごしました。