くらし 【特集】熱中症を防いで、元気に夏を過ごそう
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道上ノ国町
- 広報紙名 : 広報かみのくに 令和7年7月号(No.767)
■熱中症とは?
熱中症は、気温が高くて湿度も高い場所に長くいることで、体の中に熱がたまりすぎてしまい、体温の調整がうまくいかなくなることです。
熱中症になると体にさまざまな不調があらわれます。重い症状になると、命にかかわることもあるので注意が必要です。
■どんな症状がでるの?
◇軽症
めまい、立ちくらみ、筋肉がけいれん、大量の発汗など
◇中等症
頭痛、吐き気、おう吐、体がだるく力が入らない
◇重症
意識がぼんやりする、受け答えができない、汗がでなく、体温の調節ができない
■熱中症はなぜ起こるのか?
暑いのに水分をとらない、長時間、直射日光の下にいると熱中症になりやすいです。また、湿度の高い場所では、うまく汗が出せないため、屋内にいても熱中症になる場合があります。
特に体調がすぐれず、疲れているときは熱中症になりやすくなるため、注意しましょう。
■どうすれば防げるのか?
・こまめに水分を取ろう!(のどが渇く前に)汗をかいたら塩分も補給(スポーツドリンクや塩飴など)
・暑いときは、我慢せずエアコンや扇風機を使って涼しい環境にしよう!
・通気性がよい服を着る、帽子や日傘などを使って直射日光を防ごう!
・運動をしているときは、無理はせずに、おかしいなと思ったら近くの人に声をかけて、休憩しよう!
・暑さ指数について知ろう!暑さ指数(WBGT値)とは、気温・湿度・日射・風をもとに算出された熱中症予防のための指標です。
右の二次元コードから暑さ指数を用いた「日常生活に関する指針」、「運動に関する指針」を確認できます。
※二次元コードは本紙をご確認ください。
■西村おすすめ冷涼スポット
熱中症を防ぐためには、涼しい場所で過ごすことも重要です。そこで、町の中にある暑さをしのぐことができる冷涼スポットを広報担当の西村がご紹介します。
◇旧笹浪家住宅米蔵・文庫蔵
蔵の中に一歩足を踏み入れると、過ごしやすい空気が広がっています。歴史と文化を感じられる主屋内部もぜひご覧ください。
◇瀧澤神社
通り過ぎる風を感じながら、木陰のベンチで一息つきませんか?
◇神の道
強く吹く海風と、日本海を一望できる眺めが魅力的です。
◇ジョイ・じょぐら
やっぱりエアコンが1番!冷房の効いた快適な空間でおくつろぎください。
■「クールワークキャンペーン」を実施しています
厚生労働局・北海道労働局・函館労働基準監督署では、5月から9月までの期間で職場環境を快適にして働く方たちの健康を守るため「クールワークキャンペーン」を実施し、職場における熱中症予防対策を呼びかけています。取り組みの内容は「暑さ指数(WBGT値)」の活用、設備対策、衛生教育などです。
昨年は北海道内でも猛暑の影響で職場での熱中症が72人(休業1日以上)と過去2番目に多い発生件数となりました。
また、令和7年6月1日からは、WBGT値28度以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて行われる作業について、作業者の自覚症状や熱中症の疑いがある場合の報告体制整備、作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じた医師の処置などが義務化されました。
職場の皆さまの命を守るために取り組みましょう。
町では、エアコン購入費および設置費用を補助しています。
熱中症対策にぜひご検討ください!!
※詳しくは本紙掲載の二次元コードからご確認ください。