くらし 年頭挨拶 黒松内町長 鎌田 満
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道黒松内町
- 広報紙名 : 広報くろまつない No.572 令和8年1月号
明けましておめでとうございます。
令和8年の新春を皆様と共にお迎えできますことを心からお喜び申し上げます。
平素より、町政の推進に格別なる御支援、御協力を賜り、御礼を申し上げます。
昨年10月、大変うれしいニュースが飛び込んできました。東洋大学4年生の宮下朝陽(あさひ)選手が横浜DeNAベイスターズからドラフト3位指名を受け、本町出身で二人目のプロ野球選手となりました。すでに入団会見を済ませ、厳しいプロの世界に身を置くことになりましたが、黒松内町民として大変誇らしいことであります。広島東洋カープで活躍中の滝田一希(かずき)選手と共に、今後の活躍を期待しています。町民一丸となって、お二人を応援しましょう。
さて、本年4月には、第4次総合計画後期計画がスタートします。令和2年度に始まった前期計画では、新型コロナウイルスの世界的な大流行で思うように進められない事業もありましたが、DXやAIといった新たなトレンドが生み出され、小中学校でのGIGAスクール構想の推進やオンライン会議が当たり前のように行われる時代となりました。
後期計画で予定している事業としては、「道の駅くろまつないリノベーション事業」があります。トワ・ヴェールの乳加工部門の移転新設や既存道の駅の老朽化部分の改修を念頭に置きながら、駐車場の拡張や外構のロケーションを活かした活用策などを含め、より魅力あふれる施設とするため、再整備します。令和8年度は建物の詳細を決める実施設計を行います。
旧緑ヶ丘ハイツ跡地については、昨年末に建物を解体し現在は更地となっていますが、子育て支援住宅や宅地分譲地の整備、店舗の誘致用地として活用します。令和8年度は、道路や上下水道を含めた宅地整備、子育て支援住宅1棟2戸の建設を予定しています。
大ホールの音響や暖房設備に課題を抱えていた総合町民センターの大規模改修工事は3月末に完成し、6月の利用再開を予定しています。
また、本町の特異で優れた自然環境は、ほかのまちと差別化できる本町だけの特色です。その自然環境と多様な生態系を保全しながら、自然本来の力を活かし、環境に負荷をかけずに持続可能な形で農畜産物を生産する「環境再生型農業」に取り組みます。
既に本町では、東栄地区においてグラッドニー牧場が肉用牛で先行的に実践していますが、令和8年度からは、北海道大学と町が連携して新たな畜産モデルの構築を目指し、中里地区にある離農牧場を再活用して肉用種の羊を放牧し、新たな食料生産モデルの検証と土壌などの環境モニタリングを行い、また、これらを持続可能なものとするため、新規就農人材の育成の場としても活用する予定です。
本町の人口は、昨年11月末時点で2,334人と人口減少はさらに進んでいますが、65歳以上の高齢者人口は約39%という比率を維持しながら、高齢者の人数も減少していくという局面が続いています。
このような状況下では、人口減少を最小限に抑えながら、地域の活力を維持していくことが重要であり、本年も若者の定住を促進するための各種施策や自家住宅建築等の奨励金に加え、にぎわいづくり条例に基づく新規開業支援など定住人口を増加させるための様々な取組を実施していきます。また、地域おこし協力隊員等の6名が、農業や観光など様々な分野で活躍されています。こうした地域づくり実践者の活動が更に広がるよう、今年も増員を目指します。
「ふるさと納税」は、順調に推移しており、寄附額の総額は2億5千万円を超える見込みです。寄附の概ね半額は町の貴重な自主財源となりますので、今後も本町を応援してくださる方が一層増えるよう、関係者間で連携して取り組んでまいります。
本年3月末で、ブナの森診療所が指定管理者制度による北海道勤医協の運営になってから10年が経過します。現在4月以降の運営に向けた協議が進んでいますが、今後も医師3名体制の確保や救急医療の受入など、安全・安心な医療体制を維持していきます。
一方で私達の生活は、物価高騰に歯止めが掛からず、引き続き、厳しい状況に置かれています。そのため、本町では国から交付される臨時交付金を活用して、本年も様々な物価高騰対策に取り組んでまいります。
また、今後もしっかりと国の動向を見極め、町民の皆さんの身近な暮らしが豊かで、暮らしやすいまちとなるための施策を行ってまいります。
早いもので私が町長に就任してから13回目の新年を迎えました。町政運営の信条とする「町民が主役のまちづくり」を進めるため、町内の様々な催しに伺い、多くの方とお会いし、お話しし、黒松内町の発展に邁進してきた日々に思いを馳せつつ、新たな年を迎え、これまで以上に日々精進し黒松内町をより良いまちにしていこう、そのように心を新たにしています。
新しい年が町民の皆様にとりまして、明るく幸多い年となりますよう願い、新年の御挨拶といたします。
