くらし 町長の宣誓と所信表明

11月26日に行われた臨時議会で、田中町長の就任時の宣誓と所信表明が行われました。

ニセコ町には、まちづくりを進めるための共通ルールとして、「ニセコ町まちづくり基本条例」があります。その第26条で、新しく町長が就任したときは、議会で宣誓を行うことが義務付けられています。この宣誓により、私たちは、これから先頭になってまちづくりを進めていく町長が、どのような態度でまちづくりに挑むのかを確認することができます。
昨年9月に行われた町長選挙で当選し、10月に就任した田中健人町長も、11月26日に開催された第8回ニセコ町議会臨時会で、この規定に基づき、町長就任時の宣誓を行いました。今月はその内容を紹介します。

◆宣誓
私は、町民の信託による町長であることを深く認識し、日本国憲法に保障された地方自治の理念、ならびにニセコ町まちづくり基本条例に掲げられた「情報共有」と「住民参加」の理念に基づき、変化の大きい社会情勢のもとにあっても、時代に即した自治のかたちを築くことに努めます。
町政の代表者として、公正かつ誠実に職務を遂行し、現場の声に耳を傾け、共に考え、共に進む姿勢を貫きながら、変化を恐れず挑戦を続け、町民が誇りを持てるニセコ町の実現に全力を尽くすことを誓います。

令和7年11月26日
ニセコ町長 田中 健人

宣誓に引き続き、町長がまちづくりの基本方針を述べる所信表明が行われました。ここでその一部を抜粋してお知らせします。

◆所信表明
私は、町政運営にあたり、次の三つの価値観を重視してまいります。
まず、第一に「チャレンジ」です。
社会環境が大きく変化する今、現状維持は後退を意味します。ニセコ町は現在、人口や事業者数の微増など、発展を続けています。だからこそ、ここで歩みを止めるのではなく、今後も持続可能に発展し続けるために、挑戦をしていくことが必要と考えます。
前例や慣習にとらわれず、何よりも現場の声を重視して、挑戦をしてまいります。就任日の役場職員向けの訓示では「挑戦していくこと」の重要性を、まず真っ先にお伝えいたしました。
全ての責任は、行政の長である私が背負います。失敗を恐れず、何事にも前向きに挑戦していく町政運営を目指していきたいと考えます。
第二に、「オープン」です。
住民自治の考え方が根付いているニセコ町だからこそ、これまで以上に「情報共有」と「住民参加」の2つの柱を原則に、「町民一人ひとりが自ら考え、行動する」住民自治の基盤をより強固にしていきたいと考えます。また、意思決定過程についても、可能な限り共有をし、透明性を高めながら、町民のみなさまはもちろん、関係人口や企業など、ニセコ町を応援いただけるみなさまと共創できる町政を目指してまいります。
第三に、「エンジョイ」です。
地方自治体の目的は、住民の福祉の増進と生活の向上です。この目的から考えると「エンジョイ」という価値観に違和感を感じる人もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、私は、町政運営を担うのは役場の職員でありながらも、一人の町民であり人間でもあります。「人の役に立ってこその役人」として、職務を遂行することを前提としながらも、一人ひとりの人生がより豊かに、そして職員の物心両面の幸福を追求していくことも必要だと考えます。町政運営には、難しく厳しい場面も少なくありません。
しかし、前向きに仕事に取り組むことで、結果としてより良い仕事や成果を上げていくことができると考えています。
(中略、下図参照)
私は、町民のみなさまの負託に応えるため、誠実かつ公正に職務を遂行し、現場の声に耳を傾けながら、対話と挑戦を原点とする町政を進めてまいります。町民一人ひとりが、このまちで暮らすことに誇りを持ち、「ニセコ町で暮らして良かった」と実感してもらい、「暮らすほど好きになるニセコ」の実現をみなさまとともに目指してまいります。
議会のみなさま、町民のみなさまのご指導・ご鞭撻、ご支援を賜りますよう、心からお願いを申し上げ、私の所信表明といたします。

今後町では、所信表明で示された町長の方針のもと、町民のみなさんとともにまちづくりを進めていきます。みなさんのご理解とご協力をお願いします。

◆これからのまちづくりへの挑戦
ニセコ町は、まちづくり基本条例に示される「情報共有」と「住民参加」を重視し、住民自治を大切にしてきました。この精神を引き継ぎ、町民のみなさんと対話しながら、丁寧にまちづくりを進めます。そのうえで、すべての事業において、変えるべきものと継続して守るべきものを、是々非々の姿勢で判断をします。
7つの挑戦を軸に、現在、そして将来の世代に渡って誇れるニセコ町を目指して推進します。

1、対話で動かすまちへの挑戦
住民自治により磨きをかけ、現代に適した「情報公開」と「住民参加」の場と、さまざまな活動を支える支援を推進していきます。

2、こどもまんなかニセコへの挑戦
未来を担うこどもたちが、健やかに成長できるまちを目指します。

3、住まいとインフラ整備に挑戦
誰もが安心して暮らせるよう、生活の土台となる住宅やインフラ整備を推進します。

4、地域で健康増進の挑戦
スポーツ、文化、交流により健康寿命を伸ばし、心身ともに自分らしく暮らせる地域を目指します。

5、地域経済のさらなる振興への挑戦
基幹産業である農業と観光を軸に、強みでもある豊かな自然環境や、農産物、観光資源を最大限に生かし、産業振興を推進します。

6、次世代まちづくりへの挑戦
暮らしにも直結する難しい課題に対して、最新の技術や、地域・分野を超えた多様な主体による連携により、新しい解決策を進めます。

7、稼げる自治体への挑戦
高いブランド力を最大限に生かし、関係人口や企業の創出と公共財産の有効活用を行うことで、「自ら稼ぐ自治体」を目指します。