くらし 令和7年度の有害鳥獣対策について

■有害鳥獣とは
「有害鳥獣」とは、農作物、森林、畜産物、人間の生活環境などに被害を与える野生動物のことです。留寿都村が対策を行う有害鳥獣は、ヒグマ、エゾシカ、アライグマ、タヌキ、ユキウサギ、キツネ、カラス・ハト類などです。村では「留寿都村鳥獣被害防止計画」を定め、有害鳥獣対策強化のため、一般社団法人北海道猟友会倶知安支部留寿都部会へ駆除を委託し、組織的な駆除の実施に加えて、対策事業などを実施することにより、村の基幹産業である農業を守っています。

■有害鳥獣駆除事業
有害鳥獣駆除事業については、有害鳥獣対策として猟銃のほか、くくりわなの設置、捕獲に係る取組みを一般社団法人北海道猟友会倶知安支部留寿都部会に委託し、村内で主に活動する13名の有資格者が、猟銃、くくりわななどの駆除業務のほか、有害鳥獣に係る情報共有、狩猟に係る許可従事者のとりまとめ等の活動をしています。
また、会員のうち4名については留寿都村鳥獣被害対策実施隊としても活動しており、有害鳥獣駆除の活動促進に日頃尽力いただいています。

■有害鳥獣対策等事業
有害鳥獣対策等事業では、罠と猟銃を併用し有害鳥獣の捕獲・駆除を行っています。
令和7年4月より「齊藤香さん」に業務をお願いしています。

▽ご挨拶 齊藤香
樺太からオホーツクに曽祖父と移住してきた祖父が銃猟をしており、子どもの頃からの祖父のようになりたいという憧れが、私が銃をもつキッカケでした。
今年から留寿都村で捕獲業務を受託することとなり、まだ地区を把握出来てない状況ですが、少しでも農作物被害を減らせるように腕をあげていき、1頭でも多くの有害鳥獣を駆除していきたいと思います。

■有害鳥獣巡回等事業
有害鳥獣巡回等事業では、痕跡の発見、罠の設置・捕獲、回収・移送・処理等を行っています。
試行錯誤しながら、罠の設置場所を変更をすることで、捕獲の機会を上げていきます。
令和7年4月より「天川慎也さん」に業務をお願いしています。

▽ご挨拶 天川慎也
齊藤さんをサポートして村の有害鳥獣被害を減らせるように精一杯頑張ります。