くらし 令和7年度村政執行方針(6)

■姉妹市・養父市との交流の推進
令和4年度に実施した提携40周年記念事業は、コロナ禍を避けて1年遅れで実施したものですが、これを機に児童生徒の教育分野での交流が再開し、令和5年度は農業女性組織が養父市のイベントに参加をして交流の輪を広げ、令和6年度は村議会議員が視察研修のために訪問いたしました。令和7年度におきましても児童の訪問を継続し、また、村農業委員会委員が視察を予定しておりますので今後の住民交流につきましては養父市とともにその機会を考えてまいります。

5)安心できる生活環境が魅力の村づくり~防災、道路、水道、住宅~
■災害に備える取り組みの推進
気象変動等の災害に備えた取り組みとして、日ごろからの注意力は必要なことであり、村内の道路や河川等の状況を確認・把握する見回り体制を継続して整えてまいります。
令和6年1月に発生した能登半島地震の被災状況からも、住民を守るための体制や備えの重要性からその取り組みを綿密にすることや、住民への周知の強化並びに防災訓練を実施すべきと強く感じたところです。令和7年度は住民を対象に陸上自衛隊の災害派遣担任部隊との共同で避難訓練を実施する予定にあります。加えて、高齢者生活支援ハウスは避難場所に指定しておりますことから、同所に災害備蓄庫を設置する外、外壁及び屋根の修繕を実施いたします。
羊蹄山ろく消防組合留寿都支署に必要な器具・備品については、同消防本部との協議により適正な維持管理に努める外、職員や団員の福利厚生についても継続して充実を図ってまいります。

■交通の安全とインフラ整備の推進
交通安全については、令和2年に発生した国道230号の死亡交通事故現場の改良として国が中央分離帯設置工事を令和4年度から令和6年度まで実施して完成しましたが、この場所に限らず同道路の抜本的な線形改良について、喜茂別町、洞爺湖町、豊浦町との4町村で結成した研究会を発展させて要請活動を進めてまいります。交通事故防止活動や要請活動にも、住民力や民間力が必要と考えます。
交通安全啓発活動は、村交通安全協会等との連携により実施することや、村道の区画線標示工事、舗装予防保全対策として宮前線・宮前支線に係る実施設計と工事を行うとともに、宮前線の一部区間に路側帯を設置し、こどもたちの通学路としての安全対策と道路環境の整備を行ってまいります。また、村橋梁長寿命化修繕計画に基づく修繕工事に必要な村道泉川旭野線月見橋補修工事に係る実施設計を行います。
簡易水道事業につきましては、向丘地区で予定されている開発行為に対し、令和6年度に民有地内の水道管を移設する予定でおりましたが、開発の進捗状況からこれを改めて、令和7年度は村有地内に新たな配水管を布設するため測量調査実施設計と工事を行います。
下水道事業につきましては、ストックマネジメント計画に基づく留寿都浄化センター等の電気設備の改修工事及び外壁等の改修工事を令和7年度から8年度に行い、環境の保全と施設の維持に努めます。また、令和5年度に一部接続を行った観光事業所の下水道接続につきましては、令和6年度から排水処理を開始し、その排出量と村の処理能力等については特に支障なく運営しておりますが、継続して村の処理施設の能力や料金設定等の検証、検討を行ってまいります。
泉川地区内のテレビ難視聴施設第2ブロックエリアで宿泊施設等の建設が進められており、テレビ電波供給のため、付近の北電柱まで光ケーブル敷設工事を実施いたします。

■住環境の維持と管理の推進
令和5年度から実施している移住定住の促進に当たり、持ち家住宅の取得を支援する移住定住支援事業には温室効果ガスの抑制と省エネルギー住宅への取り組みを補助の加算としながら、人口減少対策における住む家の確保支援と住環境を整えることも生活環境の向上と安心につながりますので継続して取り組んでまいります。
村営住宅の維持管理を適切に行うために、令和5年度に策定した公営住宅長寿命化計画において住民ニーズの把握と村の将来構想を踏まえて今後10年間の管理戸数と活用及び改修の計画を立てましたので、それに則り令和7年度は平成12年度と13年度に建設した新町村営住宅の2棟36戸の屋根・外壁等改修に係る実施設計を行い次年度以降の工事に備えます。

■消費生活の相談と防犯運動の推進
…(略)