くらし ヘルメットの着用を!

新しい年度が始まり、新生活がスタートする時期です。特に新しく小学校に入学するお子さんがいる保護者の方にとっては、子どもの安全が気になることでしょう。そこで今回は、自転車に乗る際のヘルメット着用義務についてお話しします。
令和6年4月から、自転車に乗る際のヘルメット着用が全国的に努力義務化されています。
ヘルメットの着用義務化の背景には、自転車事故による頭部損傷が多くの死亡事故につながっているというデータがあります。警察庁の調査によれば、自転車事故で死亡した方の約65パーセントが頭部に致命傷を負っています。
特に新しく小学校に入学するお子さんについては、保護者の方がヘルメットを着用するように注意喚起することが大切です。子どもは自転車に乗る機会が多く、交通事故のリスクも高いため、ヘルメットの着用は命を守るための基本的な対策です。
また、お子さんが一人で自転車に乗るときだけではなく、保護者の方が運転する自転車にお子さんを乗せる際にも、ヘルメットを着用させる義務があります。
子どもたちが安全に自転車を楽しむために、ぜひヘルメットの着用を徹底してください。ヘルメットをかぶることが習慣になるよう、ご家庭が一丸となって取り組んでいきましょう。
これからの季節、暖かくなり外での活動が増える時期です。楽しく自転車を利用するために、ヘルメットの着用をはじめ、交通安全を忘れずに心掛けてください。

ようてい法律事務所弁護士 渡邉恵介
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