くらし 特集 正しいごみ処理で町をきれいに(2)

■町をきれいに保つには?
倶知安町では家庭ごみを出す際には、23区分に分別をする必要があります。細かく分別を行うため、ごみを出す際の間違いや勘違いが見受けられています。
正しい分別ができるよう、特に間違えやすいごみについて紹介します。

▽缶・ビン・ペットボトル
それぞれ中をすすいでから別々の袋に入れて分別する必要があります。また、缶のキャップにはパッキンがついているため、もやせないごみ。ペットボトルのキャップはプラごみになります。

▽プラごみ・もやせないごみ
「プラ」マークがついているものがプラスチック製容器包装(プラごみ)です。マークのないプラスチック製のフォークやストロー、ラップなどはもやせないごみになります。

▽内蔵電池や充電式の製品
ごみステーションに備え付けの電池回収ボックスや、エコガレージへの持ち込みで捨てることができます。もやせないごみに捨てると発火事故を引き起こす原因になります。

▽紙ごみ・段ボール
「紙」マークがついているものは紙製容器包装です。段ボールは他の紙ごみとまとめて出すことはできません。テープで留めることはせず、1枚であってもひもで縛って出してください。

町内に設置されているごみステーションはそれぞれの町内会の皆さんが管理しています。
今回、樺山町内会の会長を務める田端さんにお話を聞きました。

■協力して正しい分別を
樺山町内会会長 田端秀行(たばたひでゆき)さん
令和4年より町内会長を務めています

今年の冬から樺山町内会のごみステーションを週1回、多いときには週3・4回見回りや清掃をしていて、清掃中に分別ができていないごみを出している方に会ったときは、正しい分別方法を伝えています。私の思いに応えて次から分別を頑張ってくれたり、ごみステーションの清掃が必要がなかったりしたときには感謝の気持ちが湧いてきます。
また、私の周りにはごみに対する関心が高い方も多く、家の前のごみステーションの清掃をする方やごみ拾いを積極的に行う子どもたちもいます。
この町は、人の入れ替わりも多いからこそ、みんなで正しい分別やごみ出しについて声を掛け、手を掛けることが大切だと考えます。

■町が取り組むボトルリサイクル
令和7年2月より、羊蹄山麓7町村とサントリーグループは協定を締結し、ペットボトルを新たなペットボトルにリサイクルする「水平リサイクル」に取り組んでいます。

(1)ガイドブック・チラシ
町では、ごみに関するルールをまとめた「分別・リサイクルガイドブック」や「分類表」、お手軽に分別・収集日を確認できる「ごみの分け方・出し方」チラシなどを発行し、環境係の窓口(役場1階2番窓口)などで配布しています。
また、外国籍住民にもごみのルールを呼び掛けられるよう、英語版も作成しています。

▽分別で迷ったら?
紹介したごみ以外にも分別の判断が難しいごみがある場合には、次の方法で調べることが可能です。
分別のほか、使用するごみ袋やごみの収集日に関するルールもあるため、ごみに関する情報を確認してまちをきれいに保つことができるように心掛けていきましょう。

(2)スマホ専用ごみ分別アプリ
令和3年より町が導入しているアプリ「さんあ~る」には、さまざまな機能があります。毎月広報紙に折り込んでいる「倶知安ごみニュース」も確認することができます。

▽ごみの分け方・出し方
ごみの区分ごとにイラスト付きの説明やエコガレージなどの利用方法も見られます。

▽ごみ分別辞典
約1300種類のごみの捨て方から知りたいものを検索することができ、分別区分と出し方が表示されます。

▽収集日カレンダー
自分が住む地区を選択すると収集日当日に通知でお知らせが届きます。

(3)町LINE公式アカウント
メニュー画面の「くらし」のタブから「ごみ」を選択すると、ごみに関する町HPのリンクやごみの分け方などを確認することができます。

(4)ごみ関連動画
昨年度よりごみの分別方法などをより分かりやすくお伝えするために日本語版・英語版の動画も作成しています。

これらの情報のほかにも町HP「ごみ・リサイクル」のページではごみに関する情報や町の取り組みを紹介していますので、ご確認ください。