くらし 倶知安町地域おこし協力隊通信~No.7~

倶知安町に移住して1年半が経ちました。地元は都会の繁華街が近い地域であり、幼いころから自然豊かな環境に憧れていた自分にとっては、この豊かな自然環境に恵まれた倶知安で生活できることをまだまだ新鮮に感じています。
一方で、倶知安で生まれ育った若い世代はこの自然環境を当たり前に感じ、なかなかその魅力を感じることができていないのではないかと感じていますが、同時にこれは仕方のないことだと思います。実際に自身も生まれ育った地元について、人の多さや緑の少なさにネガティブなイメージを抱いていました。社会人になって地元から出たときに、初めて都会で生まれ育ったという実感を持ちました。この町にも一度離れて地元の良さを知った方も多いのではないでしょうか。
これだけ都会に人口が集中し、経済が都会中心に動く昨今の時代では、どうしても都会が魅力的な場所に見えてしまうため、町を離れて都会に出て行くのは致し方ないことだと思います。だからこそ、若い世代が倶知安を出る前に良い面も悪い面も含めて、この町のことを知ることが大切だと思います。都会に出てから地元の魅力に気付いても、なかなか戻りづらいのが現在そしてこれからの社会だと思うからです。
活動期間は折り返し地点を過ぎましたが、これからも協力隊活動を通じて、この町を体系的に学ぶことができる環境を作っていきたいと考えています。

倶知安町地域おこし協力隊 濱﨑順平(まちづくり新幹線課)