- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道余市町
- 広報紙名 : 広報よいち 令和7年10月号
日本では、年々がんになる方や亡くなる方が増えています。特に「大腸がん」と「肺がん」は、男女ともに多くの方がかかっている病気です。その大きな原因のひとつが「高齢化」です。50歳を過ぎるとがんのリスクが高まりますが、30歳を過ぎた頃から注意が必要です。
がんは、早い段階で見つけて治療を始めることで、命を守れる可能性が高くなります。
大腸がんの多くは「ポリープ(腺腫性ポリープ)」という小さなできものから始まります。ポリープのうちに見つけて取り除けば、大腸がんを防ぐことができます。
また、肺がんも早期発見が重要です。胸部CT検査は、従来のX線検査よりも小さながんを見つける精度が高く、喫煙歴のある方に対しては、死亡率を下げる効果があることが確認されています。
町では、町民の皆さんの健康を守るために、無料の検診を実施します。
■検査内容
大腸内視鏡検査と胸部CT検査のセット検診
大腸内視鏡検査(ポリープの有無などを調べます)、胸部CT検査(肺の状態を詳しく調べます)
※検査と同時に治療を行った場合は、自己負担が発生することがあります。
※問診の結果、年齢や喫煙の有無などで胸部CT検査は控えた方がよいとされた場合は大腸内視鏡のみの実施も可能です。
■対象者
(1)(2)の両方を満たす方
(1)30歳から74歳で、検査時に余市町に住民票がある方
(2)保険診療ではなく、自由診療での受診となる方
■対象外の方
現在、肺や大腸に症状がある方
すでに病気の治療中で、定期的に検査を受けている方
通常のがん検診で「精密検査が必要」と言われた方
■定員
先着100名
■申込み・検査実施医療機関
余市協会病院【電話】23-3126
小嶋内科【電話】22-2245
済生会小樽病院【電話】0134-25-4321
問合せ:株式会社アールゼロ(余市町がん精密検診助成事業運営受託企業)
【電話】0858-24-6266
