くらし こちら町長室 Vol.79

◆努力が開花する一年に!

町民の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
連日、厳しい寒さが続いていますが、健やかに新年をお迎えのことと思います。

多くの町民皆さんの力強いご支援を賜り、2期目の町政を担わせていただき、早や2年9カ月を経過いたしました。

昨年を振り返りますと、3年半にわたり猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が、5類感染症に移行し、まち挙げてのイベントや諸行事が再開されるなど、ようやく町にも賑わいと日常が戻ってきたことを実感した一年でありました。
新型コロナという未曽有の事態を乗り越え、新たな一歩を踏み出すことができましたのも、まさに町民お一人おひとりのご努力の賜物であり、改めて感謝を申し上げます。

さて、今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。
「乙」は、十干の2番目で生命において誕生間もない状態、また「巳」は、十二支の6番目で草木の成長が極限に達した状態を意味することから、「乙巳」は、蓄えられたパワーが解き放たれる年と言われています。
今年は、干支の「乙巳」のように、これまでの努力が実を結び、一気に開花する一年になりますよう念願いたします。

本年は、本町でも、これまで進めてまいりました取組の一つひとつが、ようやく実を結び始めようとしています。
長年の懸案であり、現在、建替工事が進められている「栗山赤十字病院」が、本年9月に開院します。
栗山赤十字病院では、新病院開院に先駆けて、訪問看護ステーションや患者の在宅復帰に向けた地域包括ケア病床の開設など、医療提供体制の充実を図る取組を進めていただいており、今後も町内の医療機関と連携して、町民が安心して医療を受けられる体制を整備してまいります。

また、本町の賑わいの拠点「栗山煉瓦創庫くりふと」が、オープン3年目を迎えます。
昨年、施設内に待望のエフエムくりやまが開局し、すべての施設機能が稼働しました。
スタッフの創意工夫による様々な事業展開により、オープン一年目に3万人だった来館者数も徐々に伸びてきており、今後も集客力を高める事業を展開してまいります。

さらに、本町が誇る豊かな自然環境を未来永劫守っていくため、関係団体の皆さんとともに「ネイチャーポジティブ宣言」を表明し、今年は、それを実行に移すスタートアップの年となります。
唯一無二の栗山ブランドである豊かな自然環境を、次代を担う子どもたちのために守り続けてまいります。

現在、本町には、加速化する人口減少や少子高齢化への対応をはじめ、様々な町政課題が山積しておりますが、多くの町民皆さんとともに、努力を重ね、築き蓄えてきた取組が開花するよう、私の持てる力の限りを尽くし、職員と一丸となって、町政を進めてまいりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

これからも、この「町長コラム」を通して、私の町長としての活動や旬な町の話題などを発信してまいります。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
栗山町長 佐々木学

▽行事
・令和6年度町政功労者表彰式
・栗山地区建設運送事業組合(除排雪業務)安全大会
・栗山地区警察官友の会の優良警察官表彰式
・栗山町議会定例会12月定例会議
・那須道子さんにK1グランプリを贈呈(ケアラー推進月間事業)
・道道夕張長沼線整備促進期成会要望
・介護人材の確保に関する自治体包括連携協定の締結(砂川市)
・令和6年度新規就農者交流会

▽来客
・永井哲教育長など姉妹都市角田市の皆さん
・一般社団法人流域生態研究所の妹尾優二所長
・栗山商工会議所より令和7年度商工振興施策要望
・JAそらち南より学校給食米寄贈
・ボクシングの全国大会に出場する亀森茉莉さん
・岡山隆さんに危険業務従事者叙勲伝達

▽今月の主な動向
※変更の場合もあります。