- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道栗山町
- 広報紙名 : 広報くりやま 令和7年10月号
●大切な税金の使い道をお知らせします
令和6年度の一般会計・特別会計・企業会計の決算が9月議会定例会議で認定されましたので、決算の内容と主な事業成果の概要をお知らせします。
一般会計の歳入総額は139億1,057万4,537円、歳出総額は134億8,660万3,138円となり、差額の4億2,397万1,399円を次年度に繰り越しました。なお、繰越額の中には、次年度に実施する事業財源7,289万7,000円が含まれているため、実質収支は3億5,107万4,399円となりました。
◆一般会計
▽一般会計歳入
歳入は、町債や地方交付税の増などにより、前年度比で約9億6706万円の増となりました。
歳入全体の構成は町税や使用料など、町が独自に確保している自主財源の割合が19.6%、地方交付税や国・道からの交付金などの依存財源の割合が80.4%となりました。
◆一般会計歳出
歳出は、前年度比で約8億3839万円の増となりました。増減が大きい費目としては、衛生費が約6億2282万円の増、農林水産業費が約1億5496万円の減となりました。
歳出全体の構成は、衛生費が最も多く、次に総務費、民生費となっています。
※単位:万円
(万円単位にそろえているため端数が合わない場合あり)
差引額:約4億2,397万円
◆特別会計
特別会計は特定の事業目的のために一般会計と区分した会計で、町には6つの特別会計があります。
・1 国民健康保険特別会計
町民の健康保持と増進のため保険給付を行い、医療保障の充実に努めました。
・2 北海道介護福祉学校特別会計
社会情勢などにより入学者数は定員数に満たないものの、介護福祉士の求人数は堅調で開校以来36年連続就職率100%を達成しました。
・3 介護保険特別会計
要支援者・要介護者が能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう保険給付を行ったほか、介護予防を推進しました。
・4 後期高齢者医療特別会計
高齢者の健康保持と増進のため、資格管理の窓口事務などを行い、健全な医療給付を進めました。
・5 住宅団地造成事業特別会計
分譲中の朝日4丁目住宅団地(第4期)および中里住宅団地(第1期)の管理・販売促進を行いました。
・6 工業団地造成事業特別会計
分譲中の第4期工業団地の管理・販売促進を行いました。
◆企業会計
水道事業と下水道事業は、企業の経営成績、財政状況を明らかにするため、企業会計方式を採用し、事業に必要な経費は、経営に伴う収入(上・下水道料金)をもって充てるという独立採算制を原則としています。
・1 水道事業会計
水を作り、家庭などに届けるための経費(収益的収支)では、差引約1327万円となりました。
浄水場の設備更新や配水管の整備などの経費(資本的収支)では約1億843万円の不足となりました。
・2 下水道事業会計
下水道管や下水道管理センターの維持管理に必要な経費(収益的収支)では、差引約5259万円となりました。下水道管理センターの設備更新などの経費(資本的収支)では約1億7797万円の不足となりました。
各会計の不足額は、収益的支出のうち現金の支出を必要としない費用によって生じた資金(損益勘定留保資金など)で補填しました。
1 水道事業会計
2 下水道事業会計