くらし 新刊図書案内

開館時間:8時30分〜17時
休館日:土曜・日曜・祝日

雪解けの隙間からふきのとうが顔を出し、春の発見が広がる3月です。暖かな陽気に草木がいよいよ芽吹くこの季節は希望への兆しが見えます。お彼岸を境に、陽の長さも逆転しワクワクします。
また、卒業式や就職を控え、別れと出会いの季節でもあります。挨拶のできる人「ごめんなさい、ありがとう」を言える人であって欲しい。全ての人間関係がうまくいく秘訣です。
図書室にもそんなヒントになる本が沢山あります。気軽に書棚に目を凝らし、本との出会いから自分の生き方の指針、参考となれば、図書仕事冥利に尽きます。多くの皆様のご利用を心からお待ち申し上げております。

■児童書10冊(他、芥川・直木賞関連7冊あり)

○『藍を継ぐ海』(直木賞) ↓
/伊与原新 著
北海道や徳島県などの日本各地の自然を舞台にした5つの短編集。
それぞれの土地で大切なものを守り続けている営みを、科学的な知識や視点を織り込んで描いています。

○『ミライチョコレート』
/ザ・キャビンカンパニー
1000年後世の中からチョコレートがなくなった世界。主人公マヤは「食べてみたい!」とチョコレートを探す旅に出る。感動と冒険のお話。そしてチョコレートを学べる絵本。

○『ちいさな花咲いた』
/野中柊 作
ぼくがここにいるのは_君がぼくを見つけてくれたから。季節はずれのたんぽぽと、子犬と街ねこの、かけがえのない友情をめぐる生命の奇跡の物語。

○『ひとつだけ守りたいもの』
/リンダ・ス-・パーク 作
家が火事になって1つだけもちだせるなら何を選ぶか?という先生の問いかけと、子供たちの語りで進む物語詩。韓国の伝統的な定型詩をベースに綴られた、モノクロイラストの独特の世界。自分にとり一番大事なものは?

次回は一般書を中心にご紹介します!