くらし 謹んで新年のお慶びを申し上げます

秩父別町議会 議長 大野 敬

町民の皆様、新年明けましておめでとうございます。輝かしい令和8年の新春をご家族と共に、ご健勝で迎えられたことを心からお喜び申し上げます。
町民の皆様には、日頃から町議会活動に深いご理解と温かいご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、今年の干支は「丙午(ひのえ・うま)」であります。午年を振り返りますと、努力した成果が実を結ぶような出来事もありますが、御嶽山の噴火など多くの自然災害も発生しております。
中国に「人間万事塞翁が馬」という諺があります。塞翁が飼っていた馬が逃げたため、村人が慰めに行くと、塞翁は悲しみもせず「このことが逆に幸せを呼ぶかもしれない」と平然としていた。後日、逃げた馬が別の立派な馬を連れて戻ってきた…。
人の幸・不幸を予測することはできません。また、一見不幸に見える出来事が後に幸運につながったり、逆に幸運の前兆と思われたのに予想外の試練に見舞われることもあります。町民の皆様には、目の前の出来事に一喜一憂することなく、今年一年健康に留意して、充実した毎日を送っていただきたいと思います。
昨年を振り返りますと、1月にマイクログリッド設備が完成して、再生可能エネルギーを活用した新たなまちづくりが始まったほか、11月にはJRに代わる地域公共交通の拠点として、バス待合所を兼ねた複合施設、コミュニティプラザ「ピリナ」が完成し、落成式を行っております。こうした本町の取り組みは、未来を担う子どもたちに誇れる「持続可能なまちづくり」の象徴となるものであり、町民の皆様の生活に大きな安心と新たな価値をもたらすものであります。
また、昨年は、全国的に記録的な猛暑となり、基幹産業の農業においても、米の品質低下や収量の減収が見られましたが、米の取引価格が前年を上回るなど、意欲ある農業者の努力が報われる結果となりました。
町議会といたしましては、農業を基幹産業とする本町で、これから農業の担い手が将来にわたり意欲と希望をもって営農できるような施策を国に対して積極的に働きかけてまいります。
さらに、日本列島においては、異常気象により大雨などによる自然災害が頻発したほか、昨年暮れには青森県東方沖を震源とする強い地震が発生し、本町においても震度4の揺れがありました。また、その後も「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を出し警戒を呼びかけておりますが、このような自然災害に備え、いつ発生しても迅速に対応できる体制を整えることが求められております。
本町では災害に強いまちづくりを目指し、防災士の資格取得や自主防災組織の構築など住民がお互いに助け合う体制づくりを進めております。
他方、昨年町議会は、議員のなり手不足を解消するため、町民との懇談会や議会モニターの委嘱など新たな試みを行っております。町議会議員の改選時の無投票は、住民が自分たちの代表者たる議員を選ぶための権利を行使できなくするものであり、一刻も早く解決しなければなりません。本年は、議会改革・議会活性化に向けた取り組みをさらに本格化させる重要な年と考えております。これからも、町議会議員一同町民の皆様の負託にしっかりと応えるべく、全力で取り組んでまいります。
結びに、新しい年が、明るく健やかで、皆様にとって幸多き一年でありますようお祈り申し上げ、町議会を代表してのご挨拶といたします。