くらし 議会だより No.413 議会広報委員会(3)

◆林議員
町が管理する公営住宅等の管理状況について
◇林議員
町外在住で町内へ移住を考えている方が公営住宅の内見をしたが、カビが酷くとても住める状況ではなかったと聞いた。また、単身住宅に住んでいる方も長く住み続けられないと聞いた。
せっかく北竜町に移住、定住を考えているのに住宅状況が悪いのであれば、誰も北竜町に住みたいと思わないのではないか。
理事者はこのような現状を把握されているのか。また、改善についての見解を伺いたい。

◇佐々木町長
空室時の管理方法の改善見直しを図る。本年度、桜岡団地に単身者向け住宅4戸を建設し、定住の促進を図り、補助金を活用したリノベーション事業を4戸予定している。令和9年までに計12戸を予定している。
リノベーションの内容は、内装の模様替えや内装の改善によるカビ対策などを予定している。

◇林議員
移住を考えている方は住宅や設備が綺麗で充実していることが条件の1つと聞いているので、なるべく早い対応をお願いしたい。

◇佐々木町長
移住定住に関する部分についての対応も含め公営住宅の長持ちする住みやすい住宅等、町事業化計画の視点を変えながら協議を進めていく。

◆寺垣議員
眺望の丘の活用の一考察について
◇寺垣議員
現在、町内にある「眺望の丘」の整備と有効活用は充分に図られている現状にはないと思われる。
有効に活用するには様々な制約と他の施策の優先順位の関係があるとは思うが、昨今の埋葬に係る考え方の変化や、墓じまいの現状とを踏まえ眺望の丘に合葬のできる施設を整備し町内外を問わず、「追慕の丘」として自然味溢れたロケーションとひまわりの町との観光コラボとして広く周知すれば、ひまわりまつりとの観光シナジー効果が期待できるものと考えるが理事者の考えを伺いたい。

◇佐々木町長
現在、墓地の設置場所については、周辺の生活環境との調和に配慮されていることが墓地経営管理の指針で示されている。地域住民の感情に十分な配慮や衛生面の注意が重要であり新たな墓地造成や拡幅などについては、正当な理由がある事が求められていることから、町としては墓地の拡大について現段階において考えていない。
眺望の丘はサンフラワーパークを眼下に望み北空知の美しい田園風景を一望できる観光スポットのひとつであり、ひまわりの里やサンフラワーパーク北竜温泉並びに道の駅とも隣接していることから単体としてではなく、一体的、総合的な観光として活かす方法を検討することが必要であると考えている。
令和9年から10年にかけてひまわりの里の再整備計画の具現化に併せて、眺望の丘の有効活用の方法についても関係機関のご意見を頂きながら検討を進める。
また、共同墓の設置についても、まずは町民の意識調査などのリサーチ活動から進めていきたい。

■活動報告
▽10月
1~3日…北空知議会議長連絡協議会道外先進地行政視察
10日…総務産業常任委員会
21日…北空知地区監査委員・補助職員研修会(監査委員)
23日…例月出納検査(監査委員)
24~25日…空知町村議会議長会第2回総会
28日…まちづくり等調査特別委員会

■活動予定
▽11月
4~6日…総務産業常任委員会道内政務調査
11~12日…第69回議長全国大会
17~18日…監査委員・補助職員研修会(監査委員)
21日…総務産業常任委員会
未定…例月出納検査(監査委員)

■議員の賛否の公表(北竜町議会では予算議会における議員の賛否を公表することとしています)


■議員コラム
◇強風(竜巻並み)は突然やってきた
8月下旬深夜、社員から休憩所そばの小農機具庫・格納庫が倒れていると町内業者より連絡があり、共に現場を見に行きました。
小農機具庫は飛ばされ隣地の水田に散乱、格納庫はシャッターから強風が突き抜け倒壊寸前で中には自走型防除機が置かれていた。
翌日の朝、現場を再確認し愕然とした。個人での処理では無理と判断。町内業者に依頼し、5名の人力手作業・ユニック付4トントラックで水田に散乱した小農機具庫屋根トタン、柱、壁木材を1日かけ空き地に集約した。格納庫はユンボを借りることができ、自走式防除機は屋根を持ち上げ搬出する事ができた。人・農機具に損害が無かった事が救いである。
強風は鴨井沢橋入口より5件の農地を吹き抜け最後は山林で消滅したが、水稲、そば倒伏の被害が発生したのは残念である。町内では強風の被害が恵岱別以外無かった事は救いである。(佐藤稔)