- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道北竜町
- 広報紙名 : 広報ほくりゅう 令和7年11月号
◆尾﨑議員
アライグマ捕獲の報奨額の見直しについて
◇尾﨑議員
野生化したアライグマの道内の農業被害は平成5年頃からで、その後生息分布は全道にくまなく広がっている。北竜町では電牧柵や箱罠購入の補助や講習会を催して捕獲に取り組んでいる。電牧柵は効果的で、自らの農作物を護るには有効であるが、同時に箱罠捕獲も併用することを農業者には習慣づけていただきたい。外敵のない外来生物は地道に捕獲を続け、数を増やさないことが今出来る最良の対策と感じている。
現在アライグマの捕獲奨励額は一頭1,000円で、これは国からの補助額そのままとのこと。楽しい作業とは言えず、餌代や箱罠設置、毎日の見回り等の労働費は最低賃金以下である。町からも応援いただき報奨額を見直すことについて、理事者の考えを伺いたい。
◇佐々木町長
北竜町では電牧柵や箱罠導入に対する助成をしている。どのような対処方法が有効なのかを調べて対応したい。関係機関と連携し報奨額の見直しについて検討する。
◇尾﨑議員
北竜町の自然は豊かで、山があり沢を好むアライグマの生息数は多い。電牧柵は有効だが数を減らす手段にはならない。箱罠捕獲の協力をお願いしたいが、現在の報奨額では関心を持つ人がいない。
◇佐々木町長
農業の現場の状況をよく見聞きして検討していく。
◆佐藤議員
ひまわりの里町道沿いに休憩用ベンチの設置について
◇佐藤議員
近年の温暖化により、ひまわりの里寄付金受付所から上に向かっての町道沿い遊覧車乗り場向かいの森林との間の排水トラフに蓋をし、ベンチの設置が必要と考えられるが、理事者の見解を伺いたい。
◇佐々木町長
今シーズンは非常に好天に恵まれ、ひまわりの咲揃えも良く、多くの観光客の皆様に感動と元気をお持ち帰り頂いたものと感じている。
ひまわりまつり期間中は、暑い日も多く1日約20,000人の来訪者を見込む日があるなど大変な賑わいを見せる中、熱中症予防のアナウンス放送や場内ひまわりの里の全体の中で随所に休憩スペースを設けるなどの対策を講じているところである。
ご意見の通り、休憩場所の増設等の対策については引き続き来年のシーズンに向けて関係者各位と検討し改善に向け進めていきたい。
◆木村議員
ひまわりの里の今後の整備計画について
◇木村議員
新観光センターの設計について、今後のひまわりの里の整備計画にどのように反映させようとしているのか教えて頂きたい。
(1)出入り口の道路、駐車場、展望台、ノンノの森等の整備計画。
(2)渋滞緩和のため、北竜中央霊園の道路を一時的に通行止めとし、入口と出口を専用道路とする。
(3)出口専用道路新設のため、新観光センター建設を想定して観光センターからノンノの森下側、北竜中学校北側を通り国道275号線へ出れるよう道路の新設。
◇佐々木町長
次世代に繋げていくため昨年見直し、まち全体のブランド力の向上を目指している。今年度は、令和9年度から10年度に実施予定の新観光センター建設や周辺整備に向けた基本設計を進めている。新たな施設では、ひまわりまつり以外でもイベントやワークショップ等、子供から大人もチャレンジできる場所として通年利用を想定した施設とするよう進めている。
ひまわりの里の今後の整備計画や方針は、ひまわりの里やサンフラワーパーク北竜温泉等を含めたひまわりの里全体を別途策定する。
引き続き、町民の皆さまや関係団体等との対話を大切にし、ひまわりの里がこれからも地域に愛され、誇りとなる存在であり続けるよう取り組んでいく。
◇木村議員
新観光センターの具体的な見通しはいつ頃示されるのか。住民や観光客の意向が反映されるよう十分検討する必要がある。
◇佐々木町長
皆さまの意見を反映できるよう準備段階に入っている。
本年から始まった駐車場料金の徴収では、今後の収入はどのくらいか、新観光センターの建設費はどのくらいか、駐車場料金の収入でどのくらいの見合いができるのかも準備検討段階に入っているので協議していきたい。
◇木村議員
道路整備等、ひまわりの里との一体化と活性化を目指して検討して頂きたい。
◆木村議員
ひまわりの里の周辺施設との連携について
◇木村議員
今後のひまわりの里の周辺施設との連携について教えて頂きたい。
(1)ひまわりの里とサンフラワーパーク北竜温泉を繋ぐ裏道路の整備。
(2)ひまわり畑(圃場)を見渡せる、中間地点での休憩所、トレーラーハウス等の設置。
◇佐々木町長
ひまわりの里とサンフラワーパーク北竜温泉は、本町の重要な観光資源であり、観光スポットである。どちらも利用者の利便性等の観点から施設間連携の必要性が求められる。
各整備内容は現在検討段階であり、今後の全体構想の策定にあたり関係団体と連携を図り、皆さまのご意見やアイデアを頂きながら具体的な整備内容等、財源などを含めて検討する。
◆沖野議員
熱中症対策について
◇沖野議員
近年本町でも、熱中症警戒アラートの発表が多くなってきている。
軽い熱中症症状の方が高齢者住宅ではいたようだ。最近建設された単身者住宅は、冷暖房機器が備え付けられているが、熱中症対策として高齢者住宅にも町でエアコンの設置をしてもよいのではと思う。理事者の考えを伺いたい。
◇佐々木町長
熱中症対策も本州と同様な対策をしなければならないと思う。
公営住宅は、エアコンを付ける際に模様替え申請をしていただき本人負担で設置していただいている。
全ての高齢者住宅にエアコンを設置の場合、2,000万円程の設置費がかかる。メンテナンス料や電気代増加などの住民負担も考えられるので設置に関しては慎重な議論が必要かと思うが、防災減災の観点から補助事業の助成はあるので、国や道の補助を使って建設した公営住宅は対象にならないのかと働きかけていく。
◇沖野議員
確かに2,000万円の設置費は大きな負担かと思う。購入補助金などの考えはあるのか。
◇佐々木町長
単年度で計画するのは厳しいが、年度をまたぎ段階的に設置計画など検討していく。
熱中症警戒アラートが出された際には、クーリングシェルターの案内を出すよう指示をした。現在空室の部屋にクーリングシェルターを設置するのも良いかと思う。
◇沖野議員
空室のクーリングシェルター整備はとても良い考えだと思うので、ぜひ計画をお願いしたい。
