- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2026年1月号(第736号)
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、ご家族おそろいで健やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
また、平素より町政推進に対しまして、多大なるご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月、埼玉県八潮市において、地下の下水道管の老朽化により道路が陥没し、尊い命が失われるとともに、道路や下水道のインフラに、今なお甚大な影響を及ぼしております。
また、11月に大分県大分市で発生した火災では、木造住宅が密集する地域で強風と乾燥が重なり、火は瞬く間に広がり、180棟以上の建物が焼失いたしました。火の粉が海を越えて、対岸の島にまで燃え移るその猛威は、自然の力の恐ろしさを改めて知らされました。
それぞれの事故・火災により被害に遭われた方々に、喪心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
一方で、我が国で開催された大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、分断が危惧される国際社会において、改めて世界との交流、共生の重要性を私たちに問いかけました。
この歴史的イベントにおいて、万博会場の象徴ともなった大屋根リングの設計・監修は、複合施設はなのわの設計を行い、当町出身者でもある、建築家藤本壮介氏が手掛けられました。世界と伍して活躍する同郷の先達の姿は、これからの未来を担う子どもたちにとって、計り知れない夢と希望を与えてくれたはずです。
また、大リーグでは大谷翔平選手や山本由伸選手などの活躍により世界一の連覇や、デフリンピックでは100周年の記念大会が東京都で開催され、日本人が活躍するなど、スポーツ界は明るい話題が多い年となりました。
今冬は、例年よりも早い時期からインフルエンザの流行が確認されております。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念されておりますので、感染予防と体調管理には十分ご留意いただきたく存じます。
本町においては昨年、「第9次東神楽町総合計画」を策定いたしました。人口減少や高齢化社会が進むなか、引き続き魅力あるまちであるため、町民や地域団体、行政のさらなる協働や、デジタル技術などを積極的に活用した業務の一層の改善を進めながら、小規模自治体のモデルとなるよう、新しい自治体経営を進めてまいります。
また、「東神楽町地域まちづくり条例」が令和8年1月1日より施行されます。地域コミュニティ活性化の理念を明らかにし、地域自治組織での活動に住民参加が進むことを目指すとともに、地域住民・地域自治組織など関係する全ての主体が力を合わせ、誰もが安心して豊かに暮らせる地域社会の実現に取り組んでまいります。
さらに、高齢化や人手不足の進行により公共交通の利便性が低下する一方で、町民の移動ニーズは多様化しております。本町では持続可能な地域の移動手段を確保するため、「オンデマンド交通」の実証運行を行っております。誰もが自由に出かけ、人と会い、社会となつがることができる環境を整備してまいります。
本町の人口は緩やかに減少しておりますが、子どもの割合が全道一を誇る特徴を生かし、子育て支援施策を充実させるとともに、超高齢社会に向けた保健事業と介護予防事業を一体的に推進し、「健康食育タウン事業」による健康寿命延伸にも努めてまいります。
基幹産業の農業につきましては、夏場の猛暑や日照時間の長さにより生育が早く進みましたが、平年並みの収量を確保することができました。農家の皆さまや関係各位のたゆまぬ努力に感謝申し上げるとともに、今年も生産者のご努力が実を結び、豊かな実りが得られるよう、心からお祈りいたしております。
国営緊急農地再編整備事業では、旭東東神楽地区や聖台地区を含む旭東地区においては、ほ場の大区画化や排水改良が着々と進められており、整備完了後には生産性向上や東神楽ブランド米、さらには多様な野菜生産の拡大など、本町ならではの活力ある農業実現に期待が高まっております。
商工業につきましては、町内企業・事業所の経営安定と体質強化を図るため、商工会をはじめ関係団体と連携を図りながら、地域経済の発展に向け、多様な施策を進めてまいります。
生活基盤の整備では、旭川東神楽道路の4車線化、稲荷川や八千代川、ポン川の河川改修について、北海道など関係機関へ働きかけ、安全で安心な暮らしを支えるよう引き続き要望してまいります。
本町の新たな交流拠点である複合施設はなのわが、オープンから1年を経過しました。多世代が交流する憩いの場として、また、本町の新たなランドマークとして、連日多くの笑顔で賑わっております。町民の皆さまがここに集い、語らい、新たなコミュニティの輪が広がっていることを大変嬉しく思います。今後も、この場所を拠点としたイベントや取り組みをさらに充実させ、町の中心から活力を生み出してまいります。
昨年、本町は民間企業の調査で「街の幸福度」で5年連続、「住み続けたいまち」でそれぞれ全道1位となりました。今後も子育て支援、教育、社会福祉など、あらゆる分野において「幸福」や「住み続けたい」と感じられるまちづくりを町民の皆さまや関係団体と連携して進めてまいります。
結びに、新しい年が平和で安心して暮らすことができ、町民の皆さまの笑顔が輝く、活力に溢れた素晴らしい一年となりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
令和8年元旦
東神楽町長 山本進
