- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年10月号(第733号)
◆SAF(持続可能な航空燃料)で未来へ
東神楽町は「ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロを目指しています。
本号ではゼロカーボンに寄与する取り組みの一環として、現在注目されているSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)をご紹介します。
◇SAFとは?
SAFは、廃食油や木質バイオマス、藻類などを原料とし、従来の化石燃料に代わる次世代の航空燃料です。製造から燃焼までの過程で発生する二酸化炭素を大幅に削減でき、国際的にも脱炭素社会の実現に欠かせない技術として導入が進められています。
◇なぜ東神楽町でSAFなのか
東神楽町は空の玄関口「旭川空港」を有し、町の産業や観光において航空利用との結びつきが強い地域です。航空分野は輸送手段の中でも温室効果ガス排出削減が難しい分野とされており、ここでSAFの活用を推進することは、地域の特徴を生かしたゼロカーボンシティ実現への挑戦となります。
◇SAFによる地域への効果
・環境面 化石燃料と比較し最大約80%のCO2削減効果
・経済面 新たな燃料製造や回収の仕組みづくりによる地域産業の活性化
・社会面 ゼロカーボンの取り組みを全国・世界へ発信し、町のブランド力を高める
◇町民の皆さまへ
ゼロカーボンシティの実現には、町民の皆さんの協力が不可欠です。日々の省エネや再資源化に加え、廃食油の回収などSAFの原料となる活動への参加が未来への一歩となります。
問合せ:まちづくり推進課
【電話】83-2113