文化 TownNews(1)

■当麻町のお酒が搬出!~当麻鐘乳洞から「龍乃泉」
4月13日、当麻町内のボランティアと旭川市の老舗酒造「高砂酒造」が、当麻鐘乳洞で熟成させた「龍乃泉」の搬出作業を行いました。「龍乃泉」は今年で販売から9年目を迎えます。
今回の搬出作業には、2月16日に搬入作業を行った方の多くが再び参加。酒造りの重要な工程である「熟成」を終え、試飲した高砂酒造森本良久杜氏は「良い出来。皆さんに喜んでいただけるお酒に仕上がっていると思います」と笑顔を見せました。
今年、熟成させた龍乃泉の本数は1620本、合計だと1トンを超えます。参加者35人は、バケツリレーの動きに汗をにじませ、約1時間程で作業を終了。作業前には肌寒かった気温も、作業を終える頃には「これだけ動くと流石に暑いね」と、いつの間にか半袖の方もいるほど、熱気に包まれた作業となりました。
今回の作業で運んだ龍乃泉は4月26日から道の駅とうま他、町内酒類取扱店舗で販売しています。

■こいのぼり!春空をとぶ~宇園別小学校がこいのぼりを掲揚
4月23日、宇園別小学校(南信重校長)の児童が春の風物詩となっているこいのぼりの掲揚を行いました。
春の訪れを感じる暖かい日差しの中で行われた作業は、校舎の屋根と学校前にある園庭の木との間に張ったトラロープに、計16旒のこいのぼりを掲揚するもの。取り付けからロープを引っ張る掲揚作業全てに全校児童3人(6年2人・2年1人)が取り組みました。
初めて作業を手伝った井東泰至くん(2年)。「鯉の中に入ったら、僕も空を飛べるかな?」「こいのぼりみたいに空を飛びたい」と微笑ましい会話を交わしながら作業を進めていました。
令和7年度いっぱいで閉校となるため、学校行事としてこいのぼりを掲揚するのはこれが最後。明治35年開校という長い歴史に幕を下ろす宇園別小学校。歴史を受け継ぐ児童たちが空を泳ぐこいのぼりを見つめる顔には、澄み渡った青空に負けない明るさがありました。