くらし 町長行政報告 9月17日第3回定例町議会

■農業関係について
水稲につきましては、上川農業改良普及センターによりますと移植作業の始まりは5月9日で平年よりやや早く、5月21日に最盛期を迎えました。6月上旬からは、平年より気温が高く経過したため生育は早まり、幼穂(ようすい)形成期は平年より2日早まりました。出穂期(しゅっすいき)は7月17日で平年より6日早く、穂揃いは良好です。8月も気温は高く経過し、登熟は順調で生育は平年より9日早く、穂数はほぼ平年並みです。収穫作業は、一部で8月下旬から始まり、9月4日からはカントリーエレベーターの受け入れも始まっており、今後も好天が続き、良き出来秋となるよう期待するところであります。
続きまして、そ菜・花きの生育並びに出荷状況についてでありますが、出荷量および販売額については、8月末時点の数値でご報告させていただきます。まずキュウリでございますが、出荷量は前年同時期より157トン少ない1,900トン、販売額は前年比98%の6億1,200万円ほどとなっております。ミニトマトにつきましては、出荷量で前年同時期より35トン少ない320トン、販売額は前年比102%の2億2,500万円ほどとなっております。キュウリ・ミニトマトともに、高温の影響により前年比で収穫量がやや減少しております。価格については、キュウリは本州産との切り替わりが順調に進み、ミニトマトは7月中旬まで各産地の出荷量の減少により、それぞれ前年より高単価で推移しております。でんすけすいかについては、初競りが6月20日に札幌、旭川両市場で行われ、ともに前年同額の札幌市場60万円、旭川市場70万円で競り落とされました。出荷は6月19日より始まり、8月27日で終了しました。出荷量は前年より5,000ケース減少し4万2,000ケース、販売額はやや高単価で推移したこともあり、前年対比96%の1億7,000万円ほどの実績になる見込みであります。
菊類については、主要産地の高温による生育遅れもありましたが、全国的にお盆需要時期の需要を満たしていたことから、価格面では低単価で推移しました。出荷本数は前年同時期より減少し50万本、販売額は前年対比68%の3,400万円ほどとなっております。またバラにつきましては、価格がやや低単価で推移しており、出荷本数は10万本、販売額は1,400万円ほど、カーネーションは出荷量、販売額ともに前年同時期を下回り12万9,000本、700万円ほどとなっております。

■町内建設工事の進度状況について
令和7年度実施予定工事の9月1日現在の発注率は金額で算出しますと約81%、件数では約79%で、発注済み工事の進度率は約66%となっており、計画通り順調に進んでおります。