健康 今年度最後の特定健診を実施します!

◆皆さんは食塩摂取の目標量を知っていますか?
「日本人の食事摂取基準」による食塩摂取目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満となっています。
町では、今年度から40~74歳の国保の特定健診受診者に、高血圧や循環器病の発症・重症化予防を目的に、1日に摂っている食塩量がわかる推定一日食塩摂取量検査を実施しています。
7月に実施した特定健診受診者のうち、その目標量を達成していた方は、男性18%、女性9%と少ない状況でした。さらに10g以上摂っている方(過剰摂取)が、男性33%、女性23%おり、「日頃から薄味に気をつけていたのに」と食塩を多く摂っていると思っていなかった方もいました。

◇令和7年7月特定健診 推定一日食塩摂取量検査結果

男性3人に1人、女性は4人に1人が10g以上摂っていました

食塩を体に多く取り込むと、血管中に水分が引き込まれて血液量が増え、その増えた血液を心臓が強く押し出さなければなりません。心臓の負担を減らすため食塩は目標量以内にしましょう。

◆日頃からの血圧管理が重要です
今年8月、6年ぶりに改訂された高血圧学会のガイドラインでは、これまで以上に「生活全体で血圧を管理する」ことが重視され、薬で血圧を下げるだけでなく、日常生活での血圧測定や生活習慣(減塩、運動、肥満)の改善が高血圧治療の柱になりました。
高血圧はかなり進行しても痛みなどの自覚症状がほとんどないため、健康診断で「少し血圧が高め」と指摘されたくらいでは、そのまま放置してしまう人が少なくありません。しかし、たとえ年齢が若くても、軽視は禁物です。高血圧は、将来の脳血管病・循環器病・認知症の発症リスクを高めます。こうした病気のリスクを減らし、健康を維持するには、日頃から家庭で測定する血圧の値を確認し管理することが大切です。

◇家庭血圧測定のタイミング(1日2回 朝・夜)
〔朝〕
・起床1時間以内
・トイレ後
・朝食や服薬の前

〔夜〕
・寝る直前
※入浴、飲酒の直後は避ける

降圧目標は年齢によらず、診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満に改訂されました

11月に特定健診を実施します。国保の特定健診受診者全員に、心不全マーカーや血管変化(動脈の状態)がわかる検査も追加して実施していますので、まだ特定健診を受けていない方は健診で身体の状態を確認しましょう。

◆11月の特定健診は予約制 ~午後の時間帯も選べます~
※詳細は健康増進カレンダーでご確認ください

・40~74歳の国保の方
・40~74歳の国保以外の被扶養者の方、75歳以上の方
・20~39歳の方

◇いずれかの健診を予約してください
※健診時間はいずれも1時間程度(30分ごとの受付となります)

〔特定健診・後期高齢者健診・若年者健診+肺がん・大腸がん・前立腺がん検診〕
日時:11月
11日(火) 14:00~15:00(午後から受けられます)
13日(木) 6:30~10:30

〔セット健診〕
内容:特定健診+胃・大腸・肺がん検診
オプション:腹部超音波検査(国保のみ)、前立腺がん検診
日時:11月12日(水)・13日(木) 7:00~10:15
対象:30歳以上(前立腺がん検診は50歳以上)

〔レディース健診〕
内容:特定健診+乳・子宮(定員となりました)・胃・大腸・肺がん検診
日時:11月14日(金) 6:30~11:30
対象:40歳以上の女性

申込先・問合せ:保健福祉課健康推進班
【電話】45-6987