子育て ~森林環境譲与税事業~小学3年生 子育て支援センターまめちょ『クリスマスリース作り』

中川町では、森林環境譲与税を財源に、子育て支援センターや教育委員会と連携し、木育教室を行っています。

・枝打ち体験
12月9日(月)、ナナカマド林業グループの藤森豊さんと横山隆廣さんを講師に招き、小学3年生8名で「枝打ち体験」を行いました。
枝打ちとは、樹木の下方の枝を付け根から切り落とす保育作業のことで、節が無く使いやすい材を生産するための大切な作業です。
この日は、トドマツの枝打ちを体験しました。
のこぎりを初めて使用する児童もいましたが、上手に枝打ちすることができました。枝打ち後は「アカエゾマツ」と「トドマツ」の違いを観察しました。ルーペで葉先の違いを見たり、指先で触れてみたりすると「アカエゾマツはチクチクしていてトドマツはしていない」など細かな違いを発見することができました。

・クリスマスリース作り
クリスマスリース作りはナナカマド林業グループにご協力いただき、10年以上実施しております。
ナナカマド林業グループの皆さんが用意した根曲がり竹の輪にトドマツの枝葉を巻き付けて土台を作り、松ぼっくりやナナカマドの実などで飾りつけます。

[子育て講座]
12月11日(水)には子育て支援センターまめちょの保護者を対象として開催し、4名が参加しました。
会話を弾ませながら楽しく作成し、素敵なリースを完成させました。参加者からは「ママさんのコミュニケーションになって貴重な時間を過ごせました」などの感想をいただきました。

[総合的な学習の時間]
翌日、12月12日(木)には小学3年生もリース作りに挑戦。リボンや松ぼっくり、サンタの人形などでトドマツの輪を飾り付けました。
リボンの結び目に松ぼっくりを添える子や、グルーガンから出た糊を細長く固めてクモの巣に見立てる子などがいました。
それぞれのひらめきで世界に一つだけのクリスマスリースが出来上がりました。

■中央小学校 じゅえるタイム
12月16日(月)、中央小学校で3・4年生を対象に木育教室を行いました。講師にロウウッドの福田隼人さん、福田芽生さんをお招きし、トンカチやのこぎりの使い方を教わりました。

◇3年生「ストリングアート」
3年生は「ストリングアート」への挑戦を通じてトンカチの使い方を学びました。
ストリングアートは木の板に釘を打ち、釘同士を紐で括っていくことで形を表現するアートです。
講師に教わったトンカチを扱う際の注意点をよく守りながら、それぞれが思い浮かべた形になるよう上手に釘を打つことができました。

◇4年生「メッセージボード」
4年生はのこぎりの使い方を教わってメッセージボードを作成しました。
町産材の端材をのこぎりで切り、松ぼっくりなどと一緒にコルクボードの周りに飾り付けました。
様々な形をした端材から、表現したい形を想像して切り出し、自分だけのメッセージボードを完成させました。