健康 食べること育つこと〜食育通信〜「食」に関する情報をお伝えします!

■中川町食育推進計画について
中川町では、平成17年に制定された国の「食育基本法」に基づき、本町での食育を推進するため、平成18年度を初年度とする「中川町食育推進計画(5か年計画)」を策定し、食に対する意識を高め、健全な食生活の実現に向けた取り組みを継続して実施しています。
今年度は、第4期目(令和3年度〜令和7年度)計画の最終年度となっており、町の食に関するアンケート調査を実施し、計画の評価や第5期計画の作成を行います。
そこで今回は、本町の食育推進計画の概要や本町の食に関しての課題について紹介いたします。

◇中川町食育推進計画について
中川町の食育の目標は、近年の食をめぐる環境の変化に伴い、肥満者の増加、痩身(そうしん)志向、生活習慣病が増加している中で、町民一人一人が「食」についての意識を高め、生涯にわたって健康で豊かな生活を実現していくことを目標としています。
その目標に向けては次の4つの重点方針を掲げて推進し各活動を行っています。
(図(1)参照)

図(1) 4つの重点方針
(1)生涯にわたるライフステージに応じた食育の推進
(2)生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進
(3)家庭における共食を通した子どもへの食育の推進
(4)基本的な調理技術を身に付け実践できる食育の推進

[ライフステージ別の具体的な活動とテーマ]
・妊娠期、乳幼児期
妊婦栄養相談、乳幼児相談、幼児センターでの調理体験などの実施…母と子の望ましい食生活の知識の習得、食べる意欲を育む
・学校教育期(小・中)
食育講話や調理体験教室を実施…各学年に応じた食の知識(成長や健康の維持)を習得
・青年期(19~24歳)、壮年・中年期(25~64歳)
料理教室、広報や健診時を利用した食育情報の発信…健康を維持する食の知識の習得と次世代への食育の推進
・高齢期(65歳以上)
健診事後相談や健康教室の開催…生活習慣病予防と改善、低栄養予防に必要な食の知識の習得

◇中川町の現状と課題
第4期計画を作成した令和2年度に実施した食に関するアンケート調査結果(図(2))では、国や道の結果と比較して次の7つの指標が本町の課題となっていました。
該当する内容がある方は、ぜひ今年度の自身の目標として、改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

図(2) 第4期計画の指標・目標(数値目標)

※1 純アルコール量40gの目安…ビールの場合は1,000ml、日本酒の場合は2合

(1)食育への関心
(2)成人の朝食欠食習慣
(3)適正体重の維持や減塩への意識
(4)望ましい野菜摂取量の把握と意識した野菜の摂取
(5)すべての年代で野菜の摂取量が不足
(6)塩分を意識した食習慣
(7)生活習慣病のリスクを高める飲酒習慣(特に男性)

問い合わせ先:住民課健康推進係 管理栄養士
【電話】7-2813