くらし 防災ひとくちメモ

■乾燥の季節、火の取り扱いに注意
まもなく迎える夏本番。これからの季節は、強い日差しや蒸し暑さに身体がまだ十分に慣れていない中で、屋内外で活動する機会が多くなり、熱中症を発症するリスクが高まる時期でもあります。
熱中症は体温の調節がうまく働かずに、体内に熱がこもることで生じます。その予防には、炎天下での外出や運動を控えることや、こまめな水分・塩分の補給などの対策に加えて、部屋の中を涼しく保つことが効果的です。また、熱中症にかかりやすい乳幼児や高齢者には、周囲の見守りや声がけが大切です。
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された場合、その日の前日夕方や当日早朝に、「熱中症警戒アラート」を発表して注意・警戒を呼びかけることとしています。さらに昨年からは、近年の酷暑を踏まえ、重大な健康被害が生じるほどの危険な暑さが予想される日の前日には、環境省から「熱中症特別警戒アラート」が発表されることとなりました。
これらの情報を見聞きした際には、積極的な熱中症予防に努めて、暑さから身を守ってください。また、情報が発表されていない場合であっても、周囲の環境やご自身の体調、行動の内容によっては、熱中症を引き起こす可能性があります。熱中症は誰にでも起こりうる疾病です。熱中症予防の指数(暑さ指数)も自らで確認して、予防対策や行動の目安にしましょう。

環境省ホームページ「暑さ指数」：【HP】https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

お問い合わせ先：旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102【URL】https://www.data.jma.go.jp/asahikawa/index.html