健康 こんにちは保健師です

■9月は「世界アルツハイマー月間」です
1994年「国際アルツハイマー病協会」が世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓発を実施しており、期間中は国や自治体でも様々な取り組みを行っています。
高齢化が進む中、令和4年の国の認知症高齢者数(軽度認知障害を含む)は推計1000万人を超え、高齢者の約3.6人に1人が認知症又はその予備軍といえる状況です。また、若年性認知症(65歳未満で発症)も約4万人いると推計され、認知症は就業、子育て世代にも他人ごとではない病気といえます。
そのような時代の変化の中、認知症の考え方や取り組みも変わり、令和6年1月「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症を「誰もがなり得る」「自分ごと」として認知症になっても自分らしく暮らすことを目指した法になりますので、今までの考え(認知症観)との違いも含めて一部紹介したいと思います(左図)。
認知症の症状は各々で違い、今までできたことができなくなったとしても理由は様々です。方法(やり方)を忘れたのか、言葉の理解が難しいのか、感覚が変わり苦手になったのか…。理由がわかれば対応の仕方が変わり、本人も関わる人も少し楽になることがあるかもしれません。9、10月に町でも認知症の取り組みを予定しています。この機会に認知症について理解することをはじめてみませんか。

▽お知らせ
(1)9月2~30日 社会福祉会館図書室
・認知症関連図書の紹介、貸出
・介護関連パンフレット配布 など
(2)10月16日(木) 社会福祉会館大ホール
・映画「オレンジ・ランプ」上映
・介護相談、福祉用具紹介など
※詳しくは後日回覧にてお知らせします。

お問い合せ先:福祉課地域ケア係
【電話】(2)1728