- 発行日 :
 - 自治体名 : 北海道音更町
 - 広報紙名 : 広報おとふけ 令和7年10月号
 
毎年10月は、厚生労働省が定めた「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」です。定期的にがん検診を受けていますか?「忙しい」「元気だから」などの理由で受診を控えていると、治療可能ながんを見過ごしてしまう場合があります。ぜひこの機会に、がんについて考えてみましょう。
◆がんは誰でもなるの?
現在、2人に1人は一生のうちに何らかのがんにかかると言われています。音更町でも死因の約半数をがんが占めており、とても身近な病気です。
▽町のがんによる死因割合

▽町のがん部位別死亡順位

(出典:人口動態調査 死亡数、都道府県・市町村・死因2020-2023)
◆がんの予防
がんの約3~4割は、生活習慣・生活環境を見直すことで予防できると言われていますが、がんに「ならないようにする」ことはできません。
どのがんでも、初期の段階ではほとんど自覚症状がありませんが、気付かないうちに病状が進み、自覚症状が現れたときには、がんが進行している場合もあります。がんと診断された人のうち、早期発見・早期治療ができた場合の5年生存率は約80~90%と高い割合です。治療が十分に可能な段階でがんを早期発見するために、生活習慣の改善とあわせて、定期的にがん検診を受けましょう。
▽がんを防ぐための新12か条
(1)たばこを吸わない
(2)他人のたばこの煙を避ける
(3)お酒はほどほどに
(4)バランスのとれた食生活を
(5)塩辛い食品は控えめに
(6)野菜や果物は不足にならないように
(7)適度に運動
(8)適切な体重維持
(9)ウイルスや細菌の感染予防と治療
(10)定期的ながん検診を
(11)身体の異常に気が付いたら、すぐに受診を
(12)正しいがん情報でがんを知ることから
※この新12か条は、日本人を対象とした疫学調査や、現時点で妥当な研究方法で明らかとされている証拠を元にまとめられたものです。
(出典:がん研究振興財団)
◆がん検診を受ける人へ

がん検診は、がんの疑いがあるかどうかを調べるもので、確定診断ではありません。そのため、要精密検査と判定された場合は、必ず精密検査を受け、詳しい検査をしてください。また、がんは発見される大きさになってから1~2年で進行がんに進むことがあります。そのため、異常なしと判定されても、定期的にがん検診を受けることが大切です。
▽推奨されるがん検診の受診間隔
胃がん(バリウム検査)・肺がん・大腸がん…毎年
胃がん(内視鏡検査)・子宮頸がん・乳がん…2年に1回
問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713
