子育て 11月20日は「世界こどもの日」

11月20日は「世界こどもの日」。この日は、世界中の子どもたちの権利を守ることを約束した「子どもの権利条約」が国連で採択された日でもあります。
日本でも、2023(令和5)年4月に「こども基本法」が施行され、「こどもまんなか社会」の実現が、社会全体の目標として掲げられました。少子化や核家族化、地域のつながりの変化など、子どもと家庭を取り巻く環境が大きく変わる現代。だからこそ、社会全体で子どもたちの存在を大切にし、その権利を守り育むことが、これまで以上に重要になっています。

■全てのこどもに約束された「4つの権利」
「子どもの権利条約」は、子どもを単に「保護されるべき存在」から、「権利を持った一人の人間」へと捉え方を変えました。この条約には多くの権利が記されていますが、特に基本となるのが、以下の4つの原則です。

1 だれも差別されないこと
国籍や性別、障がいの有無、家庭の状況などで差別されず、全ての子どもが同じように大切にされます。多様性が尊重される社会の基本です。

2 子どもにとって最も良いこと
何かを決めるとき、大人の都合や社会の効率だけでなく、「子どもにとって一番良いことは何か」を常に中心に考えます。

3 命を守られ、成長できること
安心して暮らせる環境はもちろん、その子らしい個性や能力を十分に伸ばし、心も体も健やかに成長できるよう、社会全体で支えます。

4 意見を聴かれること
「まだ小さいから分からないだろう」と決めつけるのではなく、子どもは自分に関わることについて意見を表明する権利を持っています。その小さな声に真摯(しんし)に耳を傾け、尊重する姿勢が、子どもの自己肯定感を育みます。

■子どもの声を生かすまちへ。「音更町こども計画」がスタート
このたび、私たちのまちの未来を描く「音更町こども計画」を策定しました。この計画は、子どもたち自身の意見にも耳を傾けながら作られています。これからも、子どもたちの「こうしたい」「こう思う」という声をまちづくりに生かし、一人一人の人権が尊重される社会を目指します。子どもたちの笑顔があふれるまちは、全ての世代にとって暮らしやすい希望のあるまちです。計画の推進に、皆さんのご理解とご協力をお願いします。

問合先:役場子ども福祉課子ども福祉係
【電話】内線532