その他 編集後記

正月飾りを付けて走る車や、玄関先の門松も最近はあまり見かけなくなり、「さあ新年を盛大に祝うぞ!」という雰囲気が、昔と比べると少し薄れたように感じます。おせち料理も、“豪華なお祝い膳で迎える厳かな元日”というより、「ちょっと特別なごはんを楽しむ日」という位置づけに変わり、親戚が一堂に集まる機会が減ったことにより、お年玉をもらえる場面も少なくなった気がします。
形を変えながら続いてきた「正月」という文化ですが、「家族が集まる日」という根っこの部分だけは、これからも残ってほしいものです。普段は忙しくてゆっくり顔を合わせられない家族が、同じ空気の中でのんびり過ごす―そんな時間こそ、新しい一年の始まりにふさわしい“本当のお祝い”なのかもしれません。
(村瀬)