- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年3月号
3月は、「自殺対策強化月間」です。令和6年の自殺者数は2万268人(暫定値)で、前年と比べて1,569人減少したものの、未だ2万人を超えている状況です。
自殺は、その多くが「追い込まれた末の死」であり、そこに至るまでの過程があることから、「防ぐことのできる死」といわれています。また、自殺の背景には精神保健上の問題だけではなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因があり、決して特別な人たちの問題ではありません。
■身近な人で最近(ここ2週間ほど)、このような方はいませんか?
□以前と比べて表情が暗く、元気がない
□体調不良の訴え(からだの痛みや倦怠感)が多くなる
□仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
□周囲との交流を避けるようになる
□遅刻、早退、欠勤(欠席)が増える
□趣味やスポーツ、外出をしなくなる
□飲酒量が増えるなど
■あなたもゲートキーパー(命の門番)になりませんか?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことをいいます。
元気がないなど、身近な人が"いつもと違う"と思ったら、まずは声をかけてみましょう。たとえ直接的な解決につながらなくても、話を聴いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。アドバイスや意見を言おうとあわてず、ただ受け止めてあげてください。立場や気持ちに寄り添い、共感することで、「あなたはひとりじゃない」と伝えることが何よりも大切です。そして、専門のこころの相談窓口を紹介してみましょう。
芽室町ホームページには、「こころの相談窓口」や「こころの体温計」を掲載しています。「こころの体温計」はパソコンや携帯電話の端末でご自身や大切なご家族のメンタルヘルスチェックができます。
問合せ:健康福祉課保健推進係
【電話】62-9723(窓口1階2)