- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年5月号
■一般健康診断と特定健康診査
「健診」と聞くと「職場で毎年受診しているもの」と思われる方も多いのではないでしょうか。
雇い入れ時の健康診断や定期健康診断等は、労働安全衛生法第66条に基づき、事業者が労働者に対して実施を義務付けられている一般健康診断のことです。
一方で、特定健康診査(特定健診)は生活習慣病の予防を目的として40歳から74歳の方にメタボリックシンドロームに着目した検査を行います。勤務先で行われる健診を受ける場合、検査項目に特定健診の項目も含まれますので、勤務先で行われる健診を受ける方以外は、1年に1度、特定健診を受ける必要があります。
■なぜ生活習慣病を予防する必要があるの?
生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、発症・進行に関与する病気の総称で、がん、心疾患、脳血管疾患などの病気が含まれ、日本人の死因の半数以上を占めています。初期の糖尿病や高血圧症を含む生活習慣病は、特に自覚症状がないことが多いため、いつの間にか病気が進行してしまう危険があります。そのため、定期的に健診を受けて自分自身の健康状態を正しく把握することが、病気の早期発見・早期治療に重要です。
▽「健診は2年に1度で十分ですよね?」
いいえ。毎年受けることが大切です。毎年受けることで、症状が出にくい病気を早期発見・早期治療することができるのです。
▽「忙しくて受ける時間がありません。」
特定健診は1時間程度で終わります。がん検診とセットで受けても、保健福祉センター(あいあい)で行う集団健診なら2時間程で終わります。1年に1度、数時間を確保することで、将来的に、長期に及ぶ通院や入院を回避できるなら、貴重な時間やお金の節約に繋がります。
▽「芽室町の現状」
芽室町では特に、男性の肥満が多く、血糖・脂質が高い傾向にあります。健診の機会を、ご自身のために有効活用しましょう。
問合せ:健康福祉課国保医療係保健推進係
【電話】62-9723(窓口1階2)