くらし 令和6年度の決算報告(1)

令和6年度の町の決算が、9月開会の第3回町議会定例会において認定されました。
納められた税金がどのように使われ、大樹町はどのような財政状況なのか、基金・町債の状況や財政指標とあわせてお知らせします。

■一般会計
(歳入)91億7,972万円-(歳出)88億6,304万円=(差引)3億1,668万円

○町民一人あたりに換算すると?
決算額を人口5,213人で割り、町民一人あたりの経費と町税負担額を算出しました。

・町民一人あたりに使われたお金
一般会計 170万180円

・町民一人あたりが負担したお金
町税 19万4,197円

■決算の概要
令和6年度の一般会計の歳入歳出決算の総額は、歳入が対前年比1億8,026万円の減、歳出が対前年比1億7,840万円の減となりました。
収入では、町税が11.0%の10億1,235万円で、寄附金なども含めた自主財源は、前年度から10.4ポイント下がり、32.4%の29億7,176万円に、地方交付税や国・道支出金などの依存財源は、67.6%の62億796万円になりました。
支出では、総務費(人件費・財産管理・宇宙のまちづくりなど)が28.1%の24億9,149万円、民生費(子育て支援・高齢者福祉・障がい福祉など)が11.0%の9億8,416万円になったほか、土木費(住宅建設や町道整備など)が7.5%の6億6,611万円となりました。

■令和6年度に実施した主な事業
○一般会計
・北海道スペースポート整備事業(射点、煙道整備など) 10億2,260万円
・晩成温泉改修事業(周辺施設解体、改修工事) 1億9,074万円
・農業振興費(多面的機能支払交付金事業など) 1億7,104万円
・住宅建設事業(寿町団地3号棟新築工事など) 1億6,646万円
・エアコン整備事業(小・中学校、特養、らいふ) 1億5,080万円
・町道改良舗装事業(幸町団地12号線改良舗装工事など) 1億4,618万円
・中学校バリアフリー化工事(車いす用階段昇降機設置など) 4,840万円
・水産振興費(サクラマス養殖に関わる補助金など) 2,287万円

■特別会計・公営企業会計
特別会計は、全体で4,841万円のプラス
公営企業会計は、全体で2億7,237万円のマイナス

※公営企業会計における不足額は、損益勘定留保資金で補てんしています。

■大樹町の基金と町債(令和6年度末)
令和5年度に比べると…
町の貯金にあたる基金 1億4,026万円の増
町の借金にあたる町債 3億3,037万円の減

○基金(貯金)
・一般会計 41億9,474万円
・国民健康保険事業特別会計 5,098万円
・介護保険特別会計 7,854万円
※上記基金のほか、北海道市町村備荒資金組合に13億1,361万円を積み立てしています。

○町債(借金)
・一般会計 86億5,287万円
・水道事業会計 4億2,514万円
・国民健康保険病院事業会計 6億2,543万円
・下水道事業会計 6億657万円