健康 まちの健康だより からだげんき

■6月は食育月間です
◯野菜を取っていますか
令和5年国民健康・栄養調査では20歳以上の野菜摂取量の平均は256gであり、「厚生労働省健康日本21」で国が推奨する1日の野菜摂取目標量350gを達成できていません。
こうしたことから、町民の皆さんに野菜摂取を意識するきっかけとしていただくため、野菜摂取量測定器「ベジチェック」による測定会を昨年度、特定健診結果説明会や健康づくり講演会、女性のつどい等で行い、744人が測定されました。

《ベジチェックとは》
手のひらを専用の機器(ベジチェック)にあて、皮膚に蓄積したカロテノイド量を測定します。
野菜を食べると、野菜に含まれるカロテノイドが体に吸収され、皮膚にも蓄積されるため、皮膚のカロテノイド量を測定することで、野菜摂取量を推定します。

《ベジチェック測定結果》
野菜摂取レベルの平均は5・9でした(野菜摂取350g以上相当は7・0以上)。
測定結果の最小値は2・4、最大値は11・8でした。

◎野菜摂取レベル度数分布(人)

《推定野菜摂取量の分布》
野菜の1日の目標摂取量は350gです。測定者のうち、350g(ほぼ目標量)と350g(目標量)以上を合わせると19%、300g以下は81%であり、約8割の方の野菜不足がうかがえました。

◎推定野菜摂取量(割合)

■野菜不足は、便秘、イライラ、生活習慣病の原因に
野菜不足は便秘、肌荒れ、肩こり、イライラなど体にさまざまなな不調をもたらします。
また、高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化等の生活習慣病のリスクが高まります。

■野菜不足を解消しよう
◯摂取量アップのポイント
1日のどこかで今より「プラス1皿」野菜のおかずを取りましょう。
・そのまま食べられるカット野菜やミニトマトを冷蔵庫に保管しておく。
・外食では、定食を選ぶようにする。
・コンビニ食のおにぎりやサンドイッチだけで済まさず、野菜サラダや野菜の惣菜等をプラスする。
・丼物や麺類の場合は、ミニサラダやおひたしなどを追加する。
・パスタやラーメンなどは、ゆでる時に野菜も入れて具材にする。
まず、今より少しでも野菜摂取を増やすことを目指して、自分は食事でどれ位の量を食べているのか、振り返ってみませんか。
今年度も8月~1月末までの間、ベジチェック測定会を予定しています。ご興味のある方は、お問い合わせください。

詳細:役場こども・健康課保健推進担当
【電話】25-2571