- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦幌町
- 広報紙名 : 広報URAHORO 令和7年3月号
■太郎君と学ぶシリーズ No.62
人間のからだの仕組み(糖)
○あ~おいしい!
ぼくって、子どもの頃からアイスが大好物なんだよな~!
▽あら、たろうくん また会ったわね
今日もコンビニで甘いものを仕入れたみたいね
○え、え、え栄子さん!よくお会いしますね
▽子どもの頃からアイスをたくさん食べていたって聞こえたけど
そうなの?
○はい!箱アイスは常におうちにあって、ほぼ毎日2個は食べていました!
▽毎日2個も⁉たろうくんのすい臓は、ず~っと大変な目にあってるのね~!
○え⁉どう言うことですか⁉
▽それじゃあ、子どもの頃のたろうくんとお母さんを例にして考えてみましょう
▽たろうくんとお母さんの血液量は、ペットボトルでイメージすると、こんなに違うんだけど、血液中の糖の濃度は、誰でもみんな同じ(0.1パーセント)なのでも、同じアイスを食べた場合、どうなるかみてみると…
▽お母さんの血液中の糖の濃度は正常の3倍になるのに対し、たろうくんは、正常の8倍にもなってしまうの!
ただし、速やかに正常な濃度に戻さないと体が大変なことになるから、すい臓から濃度に見合ったインスリンを出して、血液中の糖の濃度を下げるのが人間の体の仕組みなの
○えぇ⁉じゃあ、同じアイスを同じ量食べたら、子どものほうがインスリンを大量に使わないといけないってことですか⁉
▽そのとおり!しかも、インスリンは一生に使える量が決まっていて、若いころにむだづかいし過ぎると、すい臓が疲れてインスリンを出せなくなり、将来糖尿病になる可能性が高くなってしまうの
○それは大変!ぼくは子どもの頃からすい臓に負担をかけていたということか!
今日から、すい臓にやさしい生活を心がけます…
問合せ:役場保健福祉課保健予防係
【電話】576-5111